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ベンチャーに転職して2年。私に起きた変化をおさらいしよう。|お仕事日記

こんにちは。とべちゃんの頭の中を書き残すnoteです。

私は仕事を通じて得た気づきや学びを「お仕事日記」と言うジャンルで書き残しています。

私は2018年にワーホリ先の韓国から帰国し、現在所属する会社に入社しました。夢中で駆け抜け、入社から2年とちょっとが経過しました。

過ぎてしまえばあっという間でした。でもあらためて振り返ってみると、とにかく濃密な時間だったので、もっと前からずーーーっと今の生活をしていたような気もします。

帰国&入社から2年という一つの区切りを迎えるにあたり、ゆっくりと自分に向き合って、これまでのことを丁寧に書き残したいと思い、このnoteを執筆しています。よろしければお付き合いください。

1.なぜ振り返るのか

韓国から日本への帰国を決めた理由は、周囲に大幅な遅れをとって腰を据えて働く覚悟ができたから(笑)

20代の私は、ぼんやりと30歳までの人生しか想像できませんでした。だから、30歳までにやってみたかったことを全力でやりきりました。そしていよいよ30代が目前に迫ってきたとき、「次の10年をどう生きるか」を真剣に考えるようになりました。

その結果、これからの人生を自分の力で生きていくために、日本で地道にキャリアを積み上げようと考えました。

今の自分よりもっとずっと強くなって、これからの人生を生きていくために、仕事を通じて成長したいと思いました。私にとって仕事を通じて成長するとは、お金を稼ぐ力を身につけ、それを高め続け、自立して生きられるようになること。それを「高さ」「広さ」「深さ」の3つに整理しました。

3つのポイントと、その詳細はこちらのnoteに書いています。

チャンスと成長を求めて飛び込んだベンチャー企業で働いて、2年間が過ぎました。日々、変化、挑戦、成長を感じてきましたが、具体的に何がどう変わったのかを明らかにしたいと思いました。そこで今回は、「私は成長できたのか」「どのような変化があったのか」という観点で振り返ります。

2.2年間何をしてきたのか

もともと、新卒採用担当の経験があったので、現職は人事(新卒採用担当)として採用してもらいました。

1年目は予定通り新卒採用に関する企画から実行まで、一通りの業務を担当しました。1年目の終盤からは、内定式、入社式、社内表彰式など、全社に関わるイベントや式典の企画・運営もメインで担当するようになりました。さらに、2年目からは未経験の広報業務も兼任することになりました。

それまでリソースのほぼ100%を新卒採用に費やしてところに、新たに社内イベントや広報業務が加わりました。何としてでも生産性をあげなくてはならない状態になりました。当時の私にとっては、とてもチャレンジングな変化でした。

また、アシスタントとして内定者がインターンで加わってくれたので、業務の一部を助けてもらうと同時に、マネジメントにも挑戦することになりました。

新卒採用だけで精一杯だった私にとって、立ち上げフェーズの広報部門を未経験で創っていくことができるのか、不安に思う部分もありました。

しかし、やってみるとそれなりにできるようになるもので、今では新卒採用、広報...いくつかの役割を持つことが、組織における私のアイデンティティを形成しているように思います。

(もちろん、上司を初め、周囲のみなさんの助けがあったからです!ありがとうございます!)

3.私に起きた変化

(1)高さ:メンバー→マネジメントへポジションが変化

①入社1年目:役割を全できる独立プレイヤーへ

日本での社会人生活の再スタート。できることよりできないことの方が圧倒的に多くても、ベンチャーに飛び込んだ以上、それは言い訳になりません。

自分の力でできないのであれば周囲の協力を仰ぐのが役目。「何があってもミッションを完遂する。」それだけを目標に、上司の指導のもと必死で業務に向き合いました。

仕事では気遣いや丁寧さが大切ですが、このときは丁寧さよりもミッションの完遂に必要なスピードを落とさないことを最優先にしていました。(失礼しました。)

②入社1年目終盤〜:自立自走してお手本となる存在へ 

1年目から2年目の移り変わりのタイミング。新卒採用もなんとかひと段落し、来期の採用計画が始まる頃。私の中に「意志」が芽生えました。一度経験すると、自分の中に感想が生まれ、それがPDCAのCAに繋がりました。

それまでは与えられた目標を達成することに全力を注いできました。次は「目標を自分で描く」ことが出来るようになりました。それも「次はもっとこうしたい」「こうなるに違いない」と、自然と前のめりな意志を持って。

同時に心境にも変化がありました。私にとってベンチャー企業で働くとは、自立した個人が協働すること。自身の業務に対し、最後の最後まで責任を持ってこそ一人前。しかし、1年目の私は、経営陣や上司に指示されたことを遂行するだけで、「最後は上の人がなんとかしてくれる」と頼っているところがありました。というか、そう思わないとできない自分を許せない状態でした。

2年目に入り、そうした意識のレベルを上げたいと思いました。1年目にできたことはできて当然。だから2年目は「最後の最後まで自分が矢面に立って責任を取る」ことに挑戦しようと思いました。

答えのない局面でも、必ず自分なりの答えを持つ。担当する業務のプロデューサーとして、たくさんの関係者を出演者に見立てた台本を書き、演出を決め、エンディングまでコントロールすることに力を注ぎました。

③2年目〜:メンバー/PDCAマネジメントへ

1年目はメンバーとしてのレベルアップに挑戦し、2年目は「マネジメント」への挑戦の始まりでした。

自身の持つ責任や業務の範囲が、自分一人の頑張りでどうにかなる範囲を超えました。それまでの施策の実行役から、戦略や方針を描き、導く役割へと変わっていく必要がありました。

まず、自分が抱えている業務の一部を手放すことにしました。手放すためには業務を引き継ぐ後輩が自立自走できる状態を作る必要がありました。

着手したのは業務フローや作業のマニュアル化と考え方・判断基準の具体化。それまで自身が感覚的にこなしてきた業務を言葉で整理し、誰でも判断し、実行できる状態を作ることです。

加えて、自身の役割を引き継ぐ人材育成。マネジメントに関してはここで書ききれないくらい、日々いろいろなこと学んでいます。一歩ずつ前進している最中ですが、大切だと思っているのは、チームで成果を出すことと関わる人を引き上げることです。

(2)広さ

新卒採用担当として入社した私ですが、今は新卒採用に加えて育成、社内式典・イベント、広報全般、その他全社にまたがるPJTなど、とにかく幅広い役割を任せてもらえるようになりました。

入社当初は、人事領域でできることの範囲を広げていくキャリアパスを想像していました。でも、蓋を開けてみると「人事」にとどまらず、次々と新しいチャンスが舞い込んで、できることの範囲は想像を超えて広がりました。

人事や広報など、部門を横断するキャリアの広がりは、どれも中途半端なのではないか。そう思うこともありました。

でも、どの仕事も繋がっていて、それぞれ他にない学びがあり、その学びが他の仕事にメリットをもたらすことを知りました。できることが増えると、組織の中で役割が増える。役割が増えると、組織での存在感や存在している手応えが大きくなると思います。

「私のキャリアは『人事』とか『広報』とか、既存のカテゴリーや職種でくくれるものじゃないだけ。」

枠にとらわれず、縦横無尽に「私らしいキャリア」を広げていこうと思うようになりました。

(3)深さ

新卒入社した会社を退職するとき、私はその会社でおよそ3年、採用の仕事に携わりました。でも、一人前の採用担当になれたかというと、何のスキルも持っていませんでした。

帰国してからの2年、何もないところから新卒採用を体系化するプロセスを最前線で経験してきました。今は社内で誰よりも新卒採用のプロフェッショナルとして、自身を持って経営陣に戦略や施策を提案できるようになりました。

2年間の新卒採用担当経験を通じて、採用担当は「戦略」「オペレーション」「コミュニケーション」の3つの力が鍛えられます。採用を成功に導く戦略を立てる力、それを抜け目なく実行する力、そして、採用候補者の心を掴むコミュニケーション力。

まだまだ完璧とは言えないですが、でも、2年間でこの3つのスキルが圧倒的にレベルアップしたと思います。

4.ベンチャー企業で働いた感想



(1)市場の成長性が超重要

身を置く業界の動向が、その業界の組織や人に与える影響の大きを実感しました。以前いた食品業界は、少子高齢化で国内の胃袋が小さくなっていく中で、既存のパイを奪い合う厳しい競争環境にありました。業界全体にどんよりと重たい空気を感じ、腕と足に重りをつけて全力疾走する苦しさがありました。

一方で今は、業界も組織も成長していく機運の中にあり、全員が「前」と「上」を見て、前進している実感があります。テクノロジーはどんどん進化して、昨日できなかったことが今日はできるようになります。新しいこと、チャレンジングなことに対する積極的な投資が多く、結果、新しいサービスがどんどん生まれ、提供価値が増えていきます。競争が厳しいのは共通しているけど、未来が明るく、希望がある。自身が身を置く市場の環境の大切さを実感しています。

(2)最初の一歩を踏み出す最初の一人になれる!

①自分でルールを書くって最高

「のびのびできないと死んでしまう!」
会社と日本を飛び出し、韓国で自由気ままに生きる経験をして、私はルールの多いところでは生きられないと自覚しました。だから、ルール作りも制度設計も行き届いていないベンチャー企業に入社してのびのびやってきました。

しかしベンチャーといえども事業成長とともに人が増え、組織が大きくなっていくと、それなりにルールも増えます。一見ネガティブなのですが、実はこ子にもメリットがありました。「ルールを作る側になる」という特権を得られます。自分が当事者意識を持って設計するルールには納得感があります。場合によっては自分好みにディレクションできる余地もあるのです。

誰かが書いたルールは嫌だけど、自分でルールを書くって最高です。

②やったぶんだけ成果になる

ベンチャー企業あるあるかもしれませんが、未開の地にブルドーザーみたいにごごごご…と道を切り開く役割もたくさんあります。社内で誰も答えを持っていないで、遠回りの骨折り損も多いのですが、やったことが全て成果になります。無いものを可視化・具現化するので、1→10とか99→100よりもずっと成果がわかりやすいです。

(3)早期のポジションアサインでワクワクし続ける!

ここはベンチャーというより、自社の風土が強く出る部分です。私はこやって2年間を過ごしてきたので、次に続く後輩にも同様の機会と成長を提供したいと思っています。

①チャレンジング+安心感

会社の方針を理解して、筋の通った提案ができれば「やってごらん」と言ってもらえます。経営陣はつまづいたり、転んだりする余地を与えてくれます。転んでも、そこから得る学びを大切に「で、次どうする?」と再びチャンスを与えてくれます。死なないように必ず助けてくれる人がいます。チャレンジの後押しと、セーフティネットがセットになっている点が魅力的だと感じています。

②期待を込めたポジションアサイン

できる人に限らず「できそうな人」「できるようになってほしい人」「なんとかやりきってくれる人」にチャンスが与えられます。思わず「そうきたか。」と驚くようなハイスピードで新しい役割にアサインされるので、飽きる暇がありません。むしろ、期待役割にふさわしい自分になるために、成長スピードを上げねばと思う毎日です。

③得意なことで圧倒的No.1に、協力してプロフェッショナル集団に

気に入っている考え方の一つが「得意なことで突き抜けて、苦手なことは人並みに」という方針です。ビジネスパーソンとして必要なことは最低限身につける努力をするのが前提です。でも、苦手な部分に向き合い続けるより、得意なことで抜けた方が楽しいし伸びる。異なる強みを持ったプロフェッショナルが結束することで、最強のチームになれるよね、という考え方です。

5.日本一の会社を創るために

現職では、マイルストーンの一つとして「日本を代表する会社を創る」ことを掲げています。私はビジョンの実現に最前線で寄与する存在、会社を代表する一人になって、日本一の会社を創りたいと思っています。

だからこれからも、どんどん前に進み、新しいチャレンジを続けます。

会社が新しいことをやるときに最初に想起される、組織がどんなに大きくなっても、経営陣のそばで仕事ができる、そんな存在であり続けるために。

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はい、本日もありがとうございました。

다음 너트에서 만나자!안녕~

とべちゃん: )


///追記///
このnote公開後、アイセールス㈱の荒川恵理加さんが、ご自身のnoteにリンクするタイトルの記事を公開してくださいました!恵理加さん、素敵な関わりを、ありがとうございます!



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