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「案外みんなそんなもんでしょ?」というおまじない | とべちゃんのレシピ

中高生くらいの私は、今思えば精神的にとても脆弱だった。

理由はわからないけど、心が「今日は無理。」という日があって、そんな日はどうしても学校に行けなくて、仮病を使って学校を休んでいた。

そんな自分のために、「1年間のうち3日間はずる休みをしてもいい」という秘密のマイルールを持っていた。後ろめたさがあったわけではないけど、どこかで「自分は強い人間じゃないんだ」という気持ちがあった。

そんな私の中3のときの担任の先生が、何かの授業でこんな話をした。

「”あ〜嫌だなぁ。学校行きたくないなぁ”と、思うこともあるだろ?俺もあるよ。でも、そういう弱い自分との戦いなんだよ」

筋肉の塊みたいな屈強な先生が言うから驚いた。

「そうか、明らかに(見た目が)強そうな先生でも、弱い自分と戦っているんだ。私と同じような気持ちになるんだ。」

この出来事で心が軽くなった。だからって私の年3回のずる休みルールがなくなったわけではない。でも、自分に変なレッテルを貼ることがなくなった。

今もそう。できない自分、情けない自分、恥ずかしい自分…ポジティブとは言えない自分の特徴や側面に出会ったとき、心の中でこう思う。

「案外みんなそんなもんでしょ?」

そう、それでいんだよ。

ラフに行こうぜ!


とべちゃん : )♡

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