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花は今もここで

あやぬこと藤代亜矢が作曲し、夫であるわたしが作詞を手掛けたナンバー

あやぬ自身の記念式(一周忌)が初演となった『花が揺れている』の録音の模様です。やや音声に乱れがありますがご容赦ください。

1.
揺れる花はいつか 風にいざなわれ空へ
私もゆけるのだろうか 虹のふもとから
このこころを縛る 枷(かせ)が消えるその日まで
私は信じることを 諦めない


2.
嵐のなか祈る 主へとつながる糸が
私を導きたもう ひかりのもとへ
晴れたるこの空に 小鳥はさえずり歌う
地の上にある者は 上を向く


3.
散りゆく花びらも 春を報せるために
空を花束にして まぶたに乗るよ
大地は繰り返す 命を喜ぶ朝を
どうか照らしてほしい この道を


Coda花は今もここで 揺れている


一年が過ぎました。だんだん泣かない日が増えてきました。あやぬが隣に居るものとして生きてきた日常も
あやぬが隣にはもう居ないのだと理解し始めました。

理解はできています。
もう戻れないことも、泣いたってしょうがないことも。納得すらできている、といえるのかもしれません。

あやはもう苦しまない。あやはもうたたかわない。すべての向精神薬、すべてのASD、すべての大うつ病から解放された。

後ろ髪引くようなことはいわないでおこう。

でも、
結婚だけは生涯しないつもりだよ。おれの妻枠はあや以外にだれも相応しくないんだ。

祈りと共に。アーメン。


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