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本や映画の記録

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読書記録や書評、映画評などをまとめました。
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記事一覧

千葉雅也『センスの哲学』読後メモ

昨日、千葉雅也『センスの哲学』を台湾‐福岡の機上で読み終わったので、ここにメモを残す。 …

鳥羽和久
2日前
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ケイコ 目を澄ませて(三宅唱)レビュー

 主役は耳の聞こえないボクサー、ケイコ。弟に「勝手に人の心読まないで」「話したからって解…

鳥羽和久
1か月前
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古賀及子の日記文学 デビュー作『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』について

タイトルに、デビュー作『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』について、と書いてこの文章を始め…

鳥羽和久
2か月前
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千葉雅也『意味がない無意味』について

千葉雅也『意味がない無意味』(河出書房新社)を読んだ。全体に緻密で難解ないわゆる「論文集…

鳥羽和久
2か月前
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精霊たちが出迎える

*以下は「週刊朝日」のコーナー「最後の読書」に寄稿した文章。人生最後 に本なんて手にする…

鳥羽和久
5か月前
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綿野恵太『「逆張り」の研究』メモ

今週末の金曜日に、綿野恵太さん、韻踏み夫さん、てーくさんを招いたクロストークが福岡・とら…

鳥羽和久
4か月前
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東浩紀『ゲンロン0 観光客の哲学』(第1部 観光客の哲学)レジュメ

『ゲンロン0 観光客の哲学』 東浩紀       発表者:鳥羽和久 2017年7月に東浩紀さんが福岡・とらきつねにお越しになった際に作成したレジュメです。 この記事では第1部のみ。 ◇はじめに 本書は哲学書である。21世紀のこのネットとテロとヘイトに覆われた世界において、ほんとうに必要とされる哲学はどのようなものか考えてきた。p6  以下の議論では「誤配」が鍵  本書はまさしく誤配の産物 p8 →最初から書こうとして書かれた本ではない 誤配こそが社会をつくり連帯をつく