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本や映画の記録

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読書記録や書評、映画評などをまとめました。
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記事一覧

新刊『「学び」がわからなくなったときに読む本』解説

2024年10月17日刊行の新刊、『「学び」がわからなくなったときに読む本』(あさま社)の紹介を…

鳥羽和久
8日前
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『さびしさについて』を読む

『さびしさについて』植本一子・滝口悠生(ちくま文庫)は、もともと自費出版として出された『…

鳥羽和久
3か月前
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町屋良平『生きる演技』書評(改)

この小説『生きる演技』は、長編小説ならではの巻き込む力が暴力的なまでに強く、読んだ後は心…

鳥羽和久
3か月前
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『庭のかたちが生まれるとき』山内朋樹著 キーワード集

『庭のかたちが生まれるとき』山内朋樹著(フィルムアート社)から、この本を読み解くキーワー…

鳥羽和久
4か月前
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千葉雅也『センスの哲学』読後メモ

昨日、千葉雅也『センスの哲学』を台湾‐福岡の機上で読み終わったので、ここにメモを残す。 …

鳥羽和久
4か月前
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ケイコ 目を澄ませて(三宅唱)レビュー

 主役は耳の聞こえないボクサー、ケイコ。弟に「勝手に人の心読まないで」「話したからって解…

鳥羽和久
6か月前
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古賀及子の日記文学 デビュー作『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』について

タイトルに、デビュー作『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』について、と書いてこの文章を始めてみたが、「満を持して」という言葉を付け加えたいところだ。 古賀さんはデイリーポータルZでのご活躍のほか、自身のブログで発表する日記(本人は日記エッセイと呼んでいる)が人気で、さらに古田徹也さんや岸政彦さんなど学才や実績のある作家たちのファンも多く(古田さんは自身で「狂信的なファン」とさえ言っている)、むしろいままで本を出版していなかったのが不思議なくらいだからだ。きっと古賀さん的にこの

千葉雅也『意味がない無意味』について

千葉雅也『意味がない無意味』(河出書房新社)を読んだ。全体に緻密で難解ないわゆる「論文集…

鳥羽和久
7か月前
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精霊たちが出迎える

*以下は「週刊朝日」のコーナー「最後の読書」に寄稿した文章。人生最後 に本なんて手にする…

鳥羽和久
10か月前
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綿野恵太『「逆張り」の研究』メモ

今週末の金曜日に、綿野恵太さん、韻踏み夫さん、てーくさんを招いたクロストークが福岡・とら…

鳥羽和久
9か月前
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東浩紀『ゲンロン0 観光客の哲学』(第1部 観光客の哲学)レジュメ

『ゲンロン0 観光客の哲学』 東浩紀       発表者:鳥羽和久 2017年7月に東浩紀さ…

鳥羽和久
8か月前
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