筑波大学附属小学校の学習公開に参加して
本日2月9日、人生初の筑波大学附属小学校学習公開に行ってきました。
平川先生の2年生体育を参観することができたので、授業で感じたことを書いてみます。
①体を温める事に関して
今回の平川先生の授業は、「せきしょジャンケン」と「かべ逆立ち」という2つの運動教材を取り上げていました。
それらの内容は後述しますが、まず感じたのは、授業前の「なわとび」が良いなということです。子どもたちが参観者のところに行って「得意な跳び方」を披露するというものでしたが、あれが「アップ」になるのだろうと思います。
どの子も自分なりに一生懸命跳んでいて(しかもやはり技のレベルが高い)、それなりに心拍数を上げていることが容易に伺えました。
私は個人的になわとびが好きではなかったのですが、常に体育になわとびを持たせることも考えていこうと思いました。
次年度は、勤務校の「走る→体操」を変えます。
②声に出すこと
授業開始の場面。
代表の子どもたちの号令を、他の全員が復唱して言葉と動きを合わせるように挨拶をしていました。
これは結構大事で、子どもの集中を高めることやこれからやることに対しての意識をもつことにつながると感じます。
体育だけでなく他の教科や学校の教育活動の中でも有効だと思います。
③体育も「授業」
体育館にしっかりとした固定の黒板があるのは初めて見ました。
平川先生が板書することを子どもたちがノートに書き、本時に行う活動を確認していました。
「ああ、体育も国語や算数と同じ授業なんだよな」と、改めて考えさせられました。
楽しさばかり追求していた自分の体育を深く反省しました。
④せきしょジャンケンについて
チームごとの折り返しリレーで体の感覚を高める運動教材でした。
平川先生の得意なパターンですね。
目を引いたのはミニマットです。
関所でジャンケンに負けた時はマットの上で前転や後転、側転などをするのですが、そこで使っていたミニマットがすごくいいなと思いました。
低学年でも一人で持ち運べて、様々な用途に使えそうです。
次年度、購入希望を出そうと思いますが、枚数を揃えられるか怪しい…。
4回戦する中で、毎回動きを変えて行わせるので、積み重ねるとものすごい運動経験になるなと思います。
単発でなく、年間を通して何回もやるのがいいのかな。
⑤かべ逆立ちについて
体を回転させる、倒立する等の感覚は、実は年齢が低いうちに身に付けさせないと学年が上がるにつれて苦しくなります。
特に逆立ちは高学年になって初めてやろうとしても体が重くなっていて無理な場合が多くなります。
体育学習の6年間のつながりがどれだけ重要であるかを再認識できました。
それにしても、かべ倒立100秒もするのは大変だなあ。笑
かべ倒立も、かべに着く体の部位を変えることで動きの質が変わることも分かりました。
何より、子どもが伸びるためには、子ども同士の関係や教師の関わり方声のかけ方など、基本的なことが土台にあるということを強く感じました。
次はもっと見やすい場所を確保できるようにしたいと思います。笑