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社会保障審議会介護給付費分科会 新型コロナ5類移行 介護報酬特例措置の見直し開始・・・という記事の紹介です。

訪問介護員の暴力沙汰の事件が報道されていました。

こういう事に安易につながる可能性があるので、介護職員は本当に尊厳を大事にしなくてはならないし、人間相手の仕事である事をちゃんと理解しておかないといけないし、相手が弱者である事を認識しておかなくてはなりません。

認知症という診断が出ていようが出ていまいが、高齢になれば年相応に認知機能は低下しますので、相手が認知機能が低下している状態であることも踏まえた対応が必要です。

ですので、利用者(お客様)さんと自分たち(職員)を同列に並べて権利を主張する事は、個人的に好ましくないと思っています。

それは、介護職には権利や人権がないという事ではなく、並べて比較するような問題ではなく、個々に論じられるべきモノだと思っているからです。

介護職は大変で賃金が安いから言う事を聞かない利用者さんを殴ってもいい、なんて発想になりかねない、そういう危険性があると思っています。

そんな介護職はいない!と言われるかもしれませんが、現にこういう事件はずっと続いていますし、虐待の件数が減る気配もありません。
一つの可能性を潰す事は、虐待防止に対して意味があると思っています。

ただ、利用者さんからのハラスメントや職員に対する暴力もありますし、それが意図的に行われたモノであれば厳正な対処が必要ですが、そうでないケースについては慎重な判断が必要です。
ケアの手順や環境がそういう行動を誘発している可能性を常に追求しなければならないと思います。

我々はケアを提供する側ですので、その立場からきちんとサービスを提供する側に対して尊厳を守り権利を擁護した上で適切なサービスを提供した上で、自分たちの権利も訴えればよいと思います。

大変だから何をしてもいい、という事ではありませんし、一方では一般の方に介護職員が全て今回の事件を起こしたような職員ばかりではない事も理解していただきたい思いです。

介護職のほとんど全ての職員が、利用者さんの人生を少しでもよりよくするために日々頑張っています。

至らない事や物理的に難しい事もあって全部が全部できている訳ではないですが、追求した上で出来てない・足りてない部分がある状態です。
人手不足もあってそういうギリギリの調整の中で出来るだけの事を頑張ってしている事は、多くの方に理解してもらいたいですし、介護職もそこは自信を持てばいいし、その追求の中から新たな工夫だって生まれているはずです。

こういう問題って介護の現場と同じで、何か事件や事故が起こらないとフォーカスされませんし悪い評価しかされませんよね。
普段の介護の現場についてもっと報道もしてほしいですね。事件や事故ばかりでなくて。

現場レベルでも失敗した事ばかりフォーカスされ、世間一般でも事件事故が報道されるわけで、本当に介護職は自分で自分を評価する意外にあまりに評価される場所が少ないと思いました。

まぁ、転ばないのが当たり前、失敗しないのが当たり前な状況なので、普通に生活できている事自体は何の評価にもならないのでしょうが、日々認知機能や身体機能が低下していく高齢者が昨日と同じように今日を過ごせる事自体が評価されるべき内容と思っています。

介護職は、そういうケアを提供できた事をもっと自己評価していいと思います。

さて、今日の本題ですが、コロナ5類に関するニュースの紹介です。

全サービス共通の項目として、ワクチン接種に伴う人員基準の取扱いが継続され、その他、コロナの影響があった場合の人員基準の緩和や研修に関する特例が一定の要件のもと継続となった。

入所系サービスでは、退院患者の受入れ促進を目指した入退所前連携加算や、在宅復帰率・ベッド回転率に連動する報酬への措置が継続となった。

通所・訪問系サービスでは、通所事業所が休業となった際の訪問への切り替えにかかる措置が継続された。

ケアニュース

コロナ禍の頃の加算や基準が継続されたり廃止されたりですね。

一方で▽ケアプランで予定されていたサービスが提供されなかった場合の居宅介護支援費の算定▽サービス簡略化に関する各種特例――が暫定的に終了となった(表)。

今回の見直しに関しては、概ね肯定的な声が聞かれたが「今後第9波の拡大の可能性もあり、必要な措置は継続すべき」「感染拡大時の人員基準緩和についての検討を含め、支援を継続して欲しい」などの意見が挙げられた。

ケアニュース

GWの間にかなり感染は拡大しているような気がしますね。
毎日の報道はないでしょうけど、定点観測で一定数以上の陽性者が出た都道府県については報道されそうです。

まぁ、コロナが5類になっても毒性がなくなったわけではなく、インフルエンザと同等の扱いなので、インフルエンザだって感染拡大すれば事業閉鎖したり学級閉鎖したりしてきたウィルスなので、それなりに緊張感をもって対処しなければなりません。

ケアニュース

とりあえず、基本的にはコロナ前の状態に制度上は戻っているとしておいた方が安全そうですね。

感染対策、ここからが本番ですね。

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