介護ロボットと聞いてイメージするのは、僕個人としてはディズニーのベイマックスなんですけど、みなさんどうでしょう。
ただ、介護ロボットにもいろいろで、そもそもですけど僕ら介護職が対応しているような身体介護が出来るようなロボットというと実現はかなり難しいと思いますので、介護する人が装着する補助具やセンサーやリフトなど、そういうモノも含めて介護ロボット、という感じだと思います。
介護というのは完全に個別の事ですので、その人に特化しか対応ができないと機能として物足りなくなるのですが、そもそも求める機能をオールインワンで搭載できるロボットも中々想像がつかないので、ある程度の範囲内をオートメーションして、そこから先の個別性の高い対応については人間が対応するという事をしない事には難しいと思います。
レクリエーションを提供するゲームもこんな感じでニーズに対応して裾野を広げているようです。
販売台数も増えているようなので今後も活用の幅は広がりそうですが、だからといってそれで配置する介護職を減員できるかというと、そうではないと思います。介護職の業務負担の軽減には繋がりそうですが、細かい対応や見守りなど、この機会を置いておいて誰もも守りしていない現場、というのはちょっと想像できません。
介護に関する道具や施設の内装とかデザインについても、おしゃれであったり使ってみたい!と思えるような工夫は必要ですね。
介護のイメージも、そういう道具の登場で変わっていくでしょう。
電動アシスト機能つきの歩行器のようで、結構かっこいいデザインで赤い色が印象的です。
詳しくはホームページを参照してもらうとして、手がはなれると止まったり、下り坂ではブレーキがかかって歩行に合わせたスピードになったりとそれなりに十分な機能が搭載れているようです。
これからニーズが増えるとはいえ、あまり沢山売れるような感じでもない介護ロボット市場ですが、それこそ細かいニーズに絞って対応できる機械ならもうちょっと安く普及できるんじゃないかと思うのですが、現場レベルでは困っている事が多すぎるてニーズが広くなりすぎるので、そういう部分の細かい分析とか評価とか進んでいくといいかもしれませんね。
リフトについては、海外の施設や介護現場では当たり前に導入されていて、日本でも10年以上前からノーリフト活動が始まっていたので、個人的には今頃はリフトの導入は業界全体で進んでいるだろう・・・なんて思っていたのですが、実際はほとんど状況変わってないですよね。
それでもこういうリフトの製品が普及しているのは良い事だと思います。
高齢になっても使い続けられるような、そんな道具や商品が今後は開発されていくかもしれませんね。
高齢者でも障害がある人でも誰でも気軽に手に取れて欲しくなるような、そんな商品がこれから沢山登場してくれるといいなぁ、なんて思いました。