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マッキンゼーの面接は「×」が4人・・・という記事を読んで。

8月になりました。
月初めなので人事や勤怠関連の仕事と請求事務がどっさりの時期です。
起業に向けた準備もしつつなので、いろいろと頭がこんがらがりそうになりますが、融資がどの程度受けれるか等も含めていろいろ検討しています。
まずはしっかりと事業を軌道に乗せる必要があるので、そこまでは必死でやらないといかんなぁと思いつつ、不安と自信が入り乱れている今日この頃です。

さて、そんな感じの毎日なので余暇はやはり人材育成や採用に関するネットニュースを漁ったりする事が多いです。
そんな中で見つけた面白い記事を紹介します。

マッキンゼーという会社の事は知りませんでしたが、コンサルの会社でかなり有名で超一流の企業のようです。
そういう企業の面接の内容とか、気になりますよね。

逆に私が会社のことを尋ねると、「世界一のコンサルティング会社」だという。しかし詳しい業務の内容を聞いても「それは秘密」と教えてくれない。

PRESIDENT Online

自社を世界一と言い切れるのは本当にすごいですよね。
自分の仕事は世界一だ、と言っているようなものですものね。

最終的に計8人のインタビューを受けて、マッキンゼーから内定が出たのは次の年の春先だった。

PRESIDENT Online

ヘッドハンティングだからか、時間をかけて採用を決めています。
8人の担当の評価をもって採否を慎重に判定しているのかと思っていましたが、そうではありませんでした。

最後に面接したジョン・トーム所長からこう言われた。

「キミは極めてリスクの高い人間だ。なぜなら経営の勉強をしたことがないからだ。しかし、我々はキミを採用することにした」

PRESIDENT Online

こういう採用って普通ならできないですよね。
なぜ採用する事にしたのか気になりますよね。

入社後に私の面接評点をこっそり見せてもらう機会があった。8人のインタビュアーのうち、4人は「×」。3人が「判定不能」で、1人だけ「◎」を付けていた。

マッキンゼーは面白い会社で面接官全員が「○」を付けた人物は採用しない。しかしその他全員が「×」でも、誰か一人が「◎」を付けたら所長が面接するルールになっていた。

PRESIDENT Online

採用について7人が判定不能か×で、一人だけが◎で採用。
全員が〇を付けた人物は採用しないというのもすごく勉強になります。
◎が一人でも付いていれば所長面接になるという仕組みもすごいですね。
日本では考えつかないようなシステムかもしれませんね。

ただし、「×」と「判定不能」を付けた面接官が多かったためにリスクの軽減を図った。実は日立の十倍以上とはいえ、私の給料は同時期に採用されたMBAホルダーの半分だったのだ。そういえば所長との最初のミーティングで給料を提示されたときに、少し躊躇しながら「この値段でどうだ」という言い方をしていたことを後から思い出した。(入社後に値上げ交渉して2年後には是正してもらった。7年後には社長を除く全マッキンゼースタッフの中で一番の高給取りになっていた)

PRESIDENT Online

結果を出したからこその昇給ですし、7年後には一番の高給取りになられたので、それだけ会社への貢献度が高いという事ですよね。
採用システムがしっかりと稼働していて会社に利益をもたらす人材をすくいあげている事がわかります。

やはり採用は重要ですね。
しかし、人手不足で現場では一人でも職員が欲しい所です。

だれでもいいから採用・・・というのは、僕自身のこれまでの経験上、うまくいかないと思います。

チームに必要な人材をしっかりと見極めて採用する事が重要と思います。
または、チームに人を育てる力量があれば、チームの中でしっかりと育てていくという方法もありだとは思いますが、チームに人を育てられる力量がないない場合は、どれだけ採用してもあまり効果ないんじゃないかなぁ、というのが正直な所です。

本当に、これからは多様性をきちんと認め合える職場づくりが生き残りのカギだと思いました。

じっくりと面接の機会を重ねて人となりを見極める事も重要な要素かもしれませんね。

あとは、会社が採用した職員に投資した分だけ回収するつもりできちんと育成ができるかどうか。そのための環境整備やレールを敷けるかどうかも重要ですね。

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