厚労省、主治医にサービス担当者会議への参加を促す方策を検討 診療報酬の評価を見直し ケアマネと連携強化=中医協・・・という記事の紹介です。
ちょっとびっくりなニュースが入ってきたので紹介します。
ニュースタイトルだけ斜め読みしていた時は、審議会などで主治医も担当者会議に出れたらいいよねー・・・くらいのノリだと思ってたのですが、その方法を検討していくという段階まで話が進んでいるようでびっくりしました。
完全に個人の感想なんですけど、これ今の段階で進んじゃうと医療と生活の双方の視点に基づいた・・・とはならずに医療に寄った視点でのケアプランになっていきそうなんですけど・・・。
ただ、主治医がそう簡単に参加できるとも思えないし、実際に主治医の先生も参加する前提で調整する場合、主治医の先生の日程に全て合わせるしかないのでケアマネの調整が相当難しくなると思いますよ。
これ、インセンティブつけるのはいいけど、お医者さんが小一時間席を外してもいいよ、って思える額じゃないと難しいですよね。
医師の時給の平均は約5500円みたいですね。
すくなくともこのくらいのインセンティブがないと難しそうな気もしますけど・・・実際、制度が出来て加算がついたとしても担当者会議に出てこれる・出てくれる医師っているんでしょうか。
終末期とか主治医の先生としても気になるケースだと来てくれそうですけど・・・。
そんな事言いだしたら、招集されるサービス事業者全てが無報酬で参加してますけどねぇ。
ただ、こういう所に医師が参加するようになると、なんでこんなちょっとの変更で担当者会議を開ないといけないの?とか、無駄と思えるようなルールや、本来開かなくてもいい軽微な変更でも担当者会議を開催しているケースなどについて、医師や医師会からのクレームで減っていきそうな効果は期待できそうですが、いずれにしてもケアマネの精神的負担は相当なものになると思うのでよくもまぁこんな事を考えたな・・・と思いました。
そももそですが、担当者会議の在り方や開催頻度については、医師の参加を促す前に今一度きちんと精査して検討していくべきだと思います。
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