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育児・介護同時期に担うダブルケアラー、推計で国内25万人のうち7割女性…「孤立しがちな現状に理解を」・・・という記事の紹介です。

育児と介護が同時期に重なる「ダブルケア」の実態を知ってもらおうと、各地の支援団体が啓発活動に力を注いでいる。2021年に「ダブルケア月間」(2月)が定められ、コロナ禍も明けたことで団体間の連携が進んでおり、相談先が少なく、孤立しがちな現状への理解を呼びかけている。(島香奈恵)

読売新聞

ダブルケアラーというのは聞きなれなかったのですが、こういうダブルケアラーも含めてケアラーと思ってたんですが、そうではなかったようですね。

育児と介護を同時に、となると本当に余裕ないですよね。
これ、介護でのケアラー問題って子供を産んで育てられない理由にもなってないかと心配になりました。

大阪市内で活動する支援団体「君彩~kimidori~」は先月20日、ダブルケアを担う「ダブルケアラー」と、家族の介護を担う若者を指す「ヤングケアラー」の課題を併せて考えるイベントを開き、約15人が窮状を学んだ。

自らも育児と両親や義母の介護を10年以上にわたって経験。子どもが介護を手伝うこともあったといい、「ダブルケアラーの子どもは、ヤングケアラーになる恐れがある。必要な知識を身につけてもらい、支援に向けた周囲の意識も高めていきたい」と話す。

読売新聞

完全に悪循環というか、これは本当によくなくて社会的な課題としてきちんと解決しないと本当にどうにもならなくなってしまいそうで怖いですね。

少なくとも介護については介護サービスを活用してもらいたいのですが、施設も在宅もそろそろサービス提供量が頭打ちになっていきそうで本当にこれから先どうなってしまうのだろうと不安ですね。

内閣府が16年の就業構造基本調査を基にした推計では、ダブルケアラーは約25万人。うち約17万人が女性とみられる。心身面や経済的な負担が大きい一方、育児と介護の両方に詳しい相談先は限られるため、孤立しがちだ。

読売新聞

民間の支援団体の活動なども記事では紹介されているので参照してみてください。

本当に孤立させない事が重要と思いました。

ソニー生命保険(東京)が昨年10月、ダブルケアに直面しているか、過去に経験した計1000人を対象にした調査では、負担に感じること(複数回答)は精神的負担(55.2%)が最も多く、家事の負担(31.4%)、体力的負担(30.7%)が続いた。

1日のうち、休養やくつろぎに充てられるのは平日が平均2.2時間。休日も3.7時間にとどまり、十分に休める時間がないことがうかがえた。コロナ禍の影響については、子育てもそれ以外のケアも「負担が増えた」という回答が3割以上だった。

一方、大学生以下の子どもを持つ30~59歳の約1万7000人を対象にした調査では、8割近くが「ダブルケア」という言葉を知らず、認知度の低さが浮き彫りになった。

読売新聞

仕事とかじゃなくてプライベートな時間ともいえるべき時間帯で精神的負担が大きくて休憩も2時間くらいしか取れてないというのは深刻な問題です。

もっと社会的に認知されてきちんと対策がされるようになるといいのですが・・・。


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