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囲い込み問題。

歓送迎会で飲んだので二日酔いでございます。

寝て起きて今日は日曜日と思ってましたが、土曜日だったんですね。ちょっとお得感がありましたが、明日は月曜に控えた引っ越しに備えていろいろな段取りをしなくてはならないので色々と焦りもあったりして余裕がない状況です。

荷物の整理などしておかないといけないのに、差し迫っているのに何でしょう、全くやる気が起きずにぼーっとしてました。

そんなわけで、気になったニュースを紹介します。

『「囲い込み」と呼ばれる不適切な行為を見つけ出す仕組みを導入する。介護の利用記録を解析して問題のあるケースを特定し、自治体の立ち入り調査や是正指導などにつなげる。』

不必要なサービスは確かに必要ないのですが、必要なサービスであっても限度額が足りずに利用を制限しているケースもあるので、どのようにして不正かそうでないのかを判断するのかが気になりました。

行政からの点検となると、それだけで何も悪い事をしていないのに余計な不安感や点検を受け入れるための事前準備など、ケアマネの仕事が増える可能性もあります。

おそらくサ高住に併設してるケアマネ事業所のみ対象だとは思うのですが。

『安い家賃で集めた入居者を、サ高住に併設する自社のデイサービスに毎日通わせるなど、介護報酬で利益を過度に得る事業者の存在が指摘されている。』

サ高住が出来はじめた頃は、囲い込みがビジネスモデルだったように思うのですが、規制緩和した時の制度設計の段階でこんな事は予測できたと思うんですけど。

こうやって規制して縛ることで撤退する業者も増えてそれはそれで問題になってるニュースも見たことがあります。
やるんならそこまでしっかり対策も考えてほしいのですが、行き当たりばったり感が否めないのは僕だけでしょうか。

『「毎月の限度額の9割以上を使っている」などの条件で、問題のある介護計画を抽出し、囲い込みに協力するケアマネ事業所を特定できるようにする。』

これってそのうち限度額の九割以下までなら使える、とか変な解釈になりそうで嫌なんですけど、大丈夫でしょうか。

『ケアマネには、要介護者の立場に立って公正かつ誠実に業務を行う義務がある。』

とうぜんソーシャルワーカーなので公正中立の立場が必要ですが、雇われている身のケアマネとしては、真の公正中立とはなかなか難しいと思います。
実際、自社のサービスの紹介率などが低いと問題視される事業所もあると聞いていますし、ほんとうにそこまで国が求めるなら、ケアマネは国家公務員として各自治体で責任をもって確保採用すべきと思います。

民間に経営競争をさせて社会保障費用を絞って安価で質の高いサービスを民間の経営競争の中で発展させる意図もある介護保険制度の中で、ケアマネにそこまで公正中立を求めるなら最初からケアマネは民間に任せるべきではなかったと思います。

当たり前に想定できた内容と思いますけど、何でこんなにも後手後手なんでしょうか。

不当なサービスの利用制限に繋がらないように丁寧に対応してもらいたいと切に願います。

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