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何度でも立ち上がればいい。

何度でも何度でも。
次こそは。

とことん追求した結果って、そういう積み重ねがない結果と比べて重みというか深みが違うような気がします。
完全に個人的な印象なんですけど。

同じように見える結果でも、なんか違う、そういう違いを感じる事がよくあります。

たとえばケアの場面だと、困難な事例の対応で別々の職員さんが同じような対応をして、同じような反応があったとして、普通に見てると同じようにしか見えない事であっても、その対応にいろんな試行錯誤をした上で対応した結果というものの違いは何となく感じる事ができます。

目には見えないような雰囲気みたいなもので評価しているのかもしれませんが、そういう工夫や努力の積み重ねはひとつひとつの所作に出るんだろうと思います。

なので、同じ言動をしているのに職員によって全然印象が違って見えたりします。
まぁ、本人の性格によるところも大きかったりするのですが、個人的にはそれぞれが直面してきた試練や壁に対してどう向き合って来たかが大きな違いなんではないかと感じています。

ですので、僕は失敗を恐れずに挑戦する人が好きでいつも応援しています。

当然、現場でも挑戦を推奨しますが、安全第一、事故は起こしてはならない、という暗黙の了解が根強い介護の現場では他人がやらないような事をする職員はほとんど居ませんし、居たとしても万が一うまくいかなかったら『それみたことか』という批判に晒される覚悟で挑戦する必要があり、かなりしんどいです。

管理者の僕が失敗してもいいから今までにやった事のないことにチャレンジしてみろ、と会議の場や要所要所でチームに伝え続けていてもこればかりは中々変わりません。

何度か記事にも書きましたが、失敗は失敗で終わらせてしまうのはもったいないので、諦めないで追求する事が成功への道だと思っているので、工夫や努力の積み重ねと同じで、それが様々なケースに対応する際の説得力や深みにつながっているんだと思います。

目まぐるしい現場の仕事の中で、なかなか難しい事かもしれませんが、場当たり的で何にも考えず工夫もしないで対応するのではなく、少しでもいろんな事を悩んで迷った上で選択して行動してほしいと思うので、職員を指導する先には必ず自分の対応した対応をひとつひとつ全ての根拠を説明できないとだめだ。
そういう根拠のあるケアを提供できなきゃ専門職として物足りないと伝えています。

常には出来ない事もあると思いますが、目標設定としてそういう意識で仕事をしてほしいし、きっとそういう意識をしていれば、伝わるケアにつながるだろうし、次の工夫に繋がったり、つぎはこうしてみようという工夫に繋がると思います。

何度でも挑戦すればいい。
それだけなんですけど、それ自体が難しい事なのかもしれません。

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