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介護現場、働き始める人を離職が初めて上回る 担い手不足が危機的・・・という記事の紹介です。

介護職から離職する人が働き始める人を上回る「離職超過」が昨年、初めて起きていたことが厚生労働省の調査でわかった。この傾向が続けば人手不足はいっそう深刻化する。高齢者数がほぼピークとなる2040年度までに介護職を69万人増やす必要があるとされるが、先行きは厳しい。

朝日新聞デジタル

とうとう採用が追い付かなくなりました。
これからはどんどん減っていく一方という事でしょうから、2040年までの介護職不足はさらにひどくなるのでしょう。

今年の春闘での30年ぶりの賃上げも介護業界を揺るがす。民間企業で3・58%という高水準の賃上げ率となった一方、介護事業所は1・42%にとどまった。賃上げの原資となる介護報酬の改定は3年に1度のため、物価高の動きに追いつかない。全産業平均との賃金格差は7万円近くだったが、さらに広がる見込みだ。

朝日新聞デジタル

完全に出遅れてますし、追いつけるようなスピード感も危機感もあまりない感じがします。
制度の持続性を理由に思い切った対策もとれそうにないのでますます介護職をとりまく状況は他産業とくらべると厳しくなりそうです。

ただ、他産業とくらべて処遇が低いのは介護職だけではないし、介護職以上に厳しい処遇の職種の方もおられますので、かなりデリケートな問題になっていると思います。

政府はこうした状況への対応に迫られ、11月10日に閣議決定した今年度補正予算案に介護職らの賃金を月6千円相当引き上げる処遇改善策を盛り込んだ。来年度の介護報酬改定までの緊急措置との位置づけで、総額539億円。来年2月からの実施を目指す。「ここで止血しなければ取り返しがつかなくなる」(同省幹部)との判断だった。

朝日新聞デジタル

この対策で”止血”したと思っている時点でやはり状況が見えてない気がしますが、何もないよりはいい事だと思います。

介護業界に身を置くのでこの業界がこれからどうなっていくのかは不安ですが、その中でなんとか生き残るしかないのですよねぇ。

対応のスピード感は欲しいですね、後手後手なので間に合わないんですよね、きっと。

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