SOMPO、介護職の5連休制度を新たに導入 人材確保へ処遇改善に注力・・・という記事の紹介です。

SOMPOケアは今年度から、自社の事業所・施設で働く介護職が定期的に5連休を取れるようにする制度を新たに導入する。鷲見隆充代表取締役社長 CEOがインタビューで明らかにした。【Joint編集部】

JOINT

毎月5連休は思い切ったな、なんて思いましたがよく読むとどこにも毎月とは書いてないので年に一回の5連休制度かなぁ。
これ、年間5回は消化しないといけない有給を使う仕組みをうまく使ってやる感じかなぁ。何にしても面白い取り組みです。

職員の負担軽減、働き方改革を具体化し、人材確保や離職防止につなげたい考え。鷲見社長は、「3連休以上はなかなか取れない業界。そこを是正したい。5連休ならできることが増えるので社員にも好評だ」と述べた。通常の休日に加えて、まずは勤続5年ごとに5連休を取れる制度として運用していく方針だ。

JOINT

あ、違った。
勤続5年の福利厚生の制度っぽいですね。

処遇改善や働き方とかの改善と書いてたので日常的な少なくとも年単位の取り組みかと思ったんですけど、そっか、流石のSOMPOケアでもそこまでは無理かぁ。
なんて思いました。

あわせて、介護職の賃上げにも引き続き力を入れる。今年度からは、その原資として毎年およそ40億円を投じていく計画。残業代などを除いた介護職の給与を、全産業平均の水準まで上げることを目標に施策を展開していく。

JOINT

ちょっとこれは疑問があって、SOMPOケアって業界内では率先して介護職の処遇改善の独自対策を打ち出してたはずなんですよね。
だからてっきりSOMPOケアの介護職は少なくとも全産業平均給与より高い給与になってると思ってたので、まだそこまで届いてないのが逆に意外でした。

同社は2019年10月、介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、在宅サービスなどの介護現場で「ケアコンダクター」と呼ばれるリーダー層の職員の年収を約30万円、介護福祉士の資格を持つ社員らの年収を約20万円引き上げる賃上げを実施。昨年4月には、上席ホーム長やホーム長など管理職の年収を約55万円、ケアコンダクターの年収を約50万円、それぞれ引き上げた。

 3度目の処遇改善となる今回は、主に幹部社員を対象にした過去2回の賃上げと違い、入社1~2年目の社員など介護の経験が浅い一般社員の処遇改善に踏み切る。3度の処遇改善で、ほぼ全ての正社員が一度は賃上げの対象になる。

朝日新聞

そっか、正職員に絞った対策だったから平均にするとそんなに引き上がらんわけですね。たぶん。

たぶん特定処遇改善加算とかの活用をしてたと思うのですが、既に6月からは処遇改善加算は一本化されたので、そのあたりの配分方法の工夫も含めて新たな対策をするという事でしょう。

全産業平均というと、たしか400万くらいになってたはずなので、SOMPOケアがどこまで何を取り組むのか興味ありますね。
保険外のサービスに力入れたり、生産性高めるとか発信しているので、介護業界へどんな影響が出るか楽しみでもあります。

人材確保の難しさが増していることへの危機感がベースにある。他産業で賃上げが進み、介護事業者の置かれている状況は以前より更に深刻になった。

JOINT

個人的には、SOMPOケアも大手企業なので、まさか他産業に競り負けるような人材獲得対策はしてないだろうと思ってたんですけど、同じように人材確保が厳しい感じですね。

鷲見社長は、「採用がどんどんどんどん厳しくなっている。あらゆる手を打たないとまずい。うちの会社だけでなく業界が回らなくなる」と説明。コロナ禍が明けて宿泊業、飲食業などとの競争も激化しているとの認識を示し、「他の業界も様々な努力をされている。我々もより魅力ある業界にしていかないといけない」と話した。

JOINT

これだけ大きくて経営体力のあるSOMPOケアが、こんなに後手後手になってんだからもう中小の事業所は太刀打ちできないですね。

これまでにない発想の転換や工夫が本当に必要ですね。小さいなら小さいなりの戦い方をしていかないとならない状況を改めて痛感しました。

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