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「代わりはいくらでもいる」時代の終わり あらゆる現場の人手不足をどう解消するか・・・という記事の紹介です。

気になったのでチェックしました。

特殊輸送サービスに携わるベテランドライバーから話を聞く。筆者は以前からこの物流、運送業界をむしばむ倫理の欠如、「代わりはいくらでもいる」を問題にしてきた。これまでこの業界では「代わりはいくらでもいる」から低賃金で運べ、重労働でも文句を言うな、タダ働きでサービスしろ、がまかり通ってきた。それは他の業界でも数多く見られるであろう、日本の病理でもある。

NEWSポストセブン

介護の現場でも似たいような状況ですよね。
どこも同じなんでしょうか。

沖縄県宮古島市の食肉センターで3月18日から牛や馬の処理および出荷ができない状態が続いている。そのきっかけはセンターで唯一、大型家畜を処理できる技術をもった嘱託職員が退職してしまったことにある。非正規ということで契約更新だったが、更新でボーナス無しの新契約となることに対して、職員は契約を更新せず「退職」を選んだ。これによりセンターの機能は麻痺、同センターの職員を改めて教育し、技術を習得させるとしたが、それがいつになるかはわからない状態だと報じられた。

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全然知らなかったんですけど、こんな事も起こっているんですね。
これ以外にもいろいろと大変な事が起こってそうです。

介護業界でいうと、人手不足・後継者不足で人員基準を維持できずに人事倒産するケースも増えていると聞いていますので、似たような事も起こっていますよね。

「運送業界にもよくある話だ。昔と違って若い人も来ない。最近は中高年の転職組も減っている。まして働く先は多様化している。なにもドライバーなんて、という雰囲気がインターネットの書き込みでもわかる」

NEWSポストセブン

介護業界にもそのまま置き換える事ができる内容です。

「一度痛い目に遭えばいいとすら思う。それほど物流の現場は厳しい。命を削るような運転を日々させられるのに見合わない。仕事がきちんと評価される、対価がきちんと支払われる。それは当たり前の話だ。ミスや遅れは逃さず厳罰なのに、自分に都合のいいことは安く済ませる、ひどいとタダ働き、それが日本の物流の現場だ」

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介護現場の職員もこういう気持ちで頑張っている人は多いのではないかと思います。

このような「2024年問題」を前に人手不足が顕在化しようとしている物流業界同様、これまでにない人手不足で厳しい状態にあるのが飲食業界だ。

「一度辞めるとスタッフの補充が効かない。コロナ禍でやむを得ずシフトを減らした元スタッフも別の仕事についている」

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そう、もう補充ができるとは思わない方がいいです。

大手ハンバーガーチェーンやコーヒーチェーンなども積極的にシニア、定年後の高齢者の採用に積極的なのはやはり「人手不足」にある。

「ただしシニアで長時間入れる人は少ない。業界の問題だが居酒屋はとにかく激務で、辞めてしまうシニアも多い。時給を上げればいいという問題でもない」

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介護の現場でも既に老々介護の状況になっている事もありますから、働き方については一律でどうこうというよりも、やはり個別性に対応できる柔軟な働き方の構築が必要で、それを一緒に働く職員が理解できてないとうまくいかない状況になりますね。

イオングループはパート従業員40万人の時給を平均7%上げる。大手はそれぞれにパートやアルバイトを囲い込むために必死、コロナ禍を乗り越えて、次は労働者の奪い合いだ。

かつて「代わりはいくらでもいる」と新卒や非正規を使い潰してきた「失われた30年」の日本とは明らかに変わろうとしている。ついに人口が1億2494万人(総務省推計)と1億2500万人を切ってしまった日本、12年連続の減少で人口のほぼ3割が65歳以上である。頼みの外国人も他の先進国、一部の新興国に比べて賃金が低いため必要なだけ来てくれるかもまた不透明だ。

NEWSポストセブン

はてさて、介護業界以外でもこれだけ深刻な人手不足で、既に取り合いの状況です。

どうなることやら・・・ですが、いずれにしても”今までどおり”が通用しない事をしっかり理解しておかないとダメですね。


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