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最近のニュースを見て感じた事など。

北海道といえどやはり暑いですね。
ご利用者様のお宅では部屋の気温や湿度、水分摂取量を気にかけて支援はしているのですが、北海道は自宅にエアコンがないお宅も珍しくないのでいろいろ心配です。

気になるニュースという事で、まずはこちら。

新型コロナウイルス感染拡大の経済へ影響が長期化する中でも、税収見通しを5.7兆円上回った。消費税収は初めて20兆円を超えた。財務省が5日発表した。

東洋経済オンライン

税収見通しを5.7兆円上回ったというのはすごいですね。コロナ禍の影響もあっての事ですし、物価高騰による影響はおそらく今後出てくるでしょうから国の税収は更に増加していくのでしょう。

20年度税収は当初予算で63.5兆円を見込んでいたが、新型コロナの影響を踏まえ昨年12月の補正予算で55.1兆円に下方修正されていた。19年度実績の58.4兆円に比べると2.4兆円の増収となる。

20年度の消費税は21兆円と、想定から1.7兆円上振れて過去最高となった。19年10月の消費率引き上げの影響が通年で反映された。株高や巣ごもり需要が寄与し、法人税は11.2兆円と想定より3.2兆円、前年度を0.4兆円上回った。所得税は想定を0.7兆円上回り、前年度並みの19.2兆円。

東洋経済オンライン

消費税は、想定の+1.7兆円(過去最高)。
法人税は、想定の+3.2兆円(前年比+0.4兆円)。
所得税は、想定の+0.7兆円(前年比並み)。

もしかして所得税だけ前年比並みなのでもっと増税していいとか思っているのでしょうか。

歳出は、予算から実際の支出と翌年度繰越額を差し引いた不用額が3.9兆円。国債償還や補正予算に充てる純剰余金は4.5兆円で過去最高となった。

東洋経済オンライン

4.5兆円余りましたよって事で間違いないのかな。

財務省は5日、2020年度一般会計決算で、国債償還や補正予算の財源となる純剰余金が過去最大の4兆5363億円だった、と発表した。歳入の柱となる税収が想定を超えて推移したことを受けて公債金(新規国債)は4兆円減額する。

財政法の規定では、剰余金の半分は国債償還に充てることが義務付けられ、制度上は残る2兆2000億円余りを補正予算の財源に活用することができる。衆院選を控えた与党から歳出圧力が強まるのは必至だ。剰余金の扱いは年末にかけ詰める。

ロイター

余剰金についてはこれからどう活用するかを検討するみたいですね。

さて、次はこちらのニュースです。

大手電力10社の令和5年4~6月期連結決算が2日、出そろった。経済産業省の認可を受け、6月1日から7社が実施した家庭向け電気料金(規制料金)の値上げや火力発電用の燃料費が下落傾向にあったことなどが利益を押し上げ、最終損益は10社中8社が4~6月期として過去最高の黒字だった。関西、九州の2社は原子力発電所の稼働率向上も寄与した。

産経新聞

燃料費の高騰で値上げした電力会社ですが、過去最高の利益を出したという事です。

・・・原価が上がるから値上げしたのに利益まで上がるってどういう事でしょう。

ニュースでは、燃料費が下落傾向にあった事も要因として書かれていますが、そういうのも見越してというか、利益が出過ぎないように調整するのが電力のプロのやる事じゃないんでしょうか。
ライフラインだし、こんなに庶民が日々の生活で給料は上がらないのに日用品が値上げラッシュで苦しい生活をしている中で、よくもまぁ過去最高益なんて出せたな、と正直思いました。

そして以下の画像をご覧ください。

2023年8月3日PM17:09時点

ニュースを調べていてびっくりしたのが、一番上のエキサイト、二番目のヤフーの記事についてクリックするとこういう表示になります。

2023年8月3日PM17:09時点
2023年8月3日PM17:09時点
ライブドアニュースではこのような表記も。
・・・提供社の都合により削除されました・・・

さて、記事に戻りますが、産経新聞のニュースから表をコピペしました。

産経新聞より

北海道電力 利益率 約15%
東北電力  利益率 約12%
東京電力  利益率 約8%
中部電力  利益率 約22%
北陸電力  利益率 約15%
関西電力  利益率 約20%
中国電力  利益率 約15%
四国電力  利益率 約6%
九州電力  利益率 約14%

さて、これまでの利益率も調べてみました。

電気事業の利益率は4.93%となります。(2020年3月/東京電力)

新任取締役の経営手帳

値上げって必要だったんでしょうかねぇ・・・。
特にこの時期に。

「(6月の規制料金値上げが)30億円の収支好転につながっている」。2日、東京都内で決算発表会見を行った東京電力ホールディングス(HD)の山口裕之副社長はこう説明した。

産経新聞

電気なんて使わない選択ができないものを値上げして収支好転とか言われても本当にこういう大企業の経営層とか富裕層には庶民の暮らしが見えてないんだなぁとしか思えませんでした。

多くの社が燃料費高騰などで巨額の最終赤字に苦しんだ前年同期から一変した形だ。ただ、円安が一層進んだり、原油価格の上昇傾向に伴い、火力発電用の石炭や液化天然ガス(LNG)の価格も上昇に転じれば、各社の収支が急速に悪化する可能性もある。

産経新聞

赤字だった経過もあるので取り戻したいという事だったんでしょうかねぇ。



ちょっと思ったのが、政府にしても電力会社にしても、税金やライフラインに必要な料金を値上げすればそりゃ簡単に収入は増えますよね。
わかりきった事というか、それって最終手段であってやるべき努力や工夫、企業努力ってもっとあるんじゃなかろうか・・・なんて思ったりするわけですよ。

一方で、介護事業は勝手に値上げなんかも出来ませんし、そもそも電気料金とかの値上げでエアコンを控えたりサービスを控えたりするような高齢者も少なからずおられるわけで、そんな介護事業に経営実態を公開させて審査するなんて厚労省は言っているわけですけど、それやる前にやる事あるんじゃないか?と今回の税収の話や電力会社の過去最高益の話を聞いて思いました。

政府も大手企業も、あまりに自分に対して甘すぎないかと・・・
なんとなくそんな気持ちになりました。

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