緑のカーテンなら、風船カズラが簡単。

フウセンカズラっていう植物の種を頂いた。

花が咲いた後は、ホオズキに似た実がついて、同じ種がいっぱいできるそうだ。

タネが特徴的。

まんまるな粒。

2~3ミリくらいしかない大きさ。

黒褐色なんだけど、表面の3分の1くらい、白い部分がある。

その白い表面、形が、なんと、ハート型。

小物づくりが好きな沖林道江さんの家にお伺いした時、玄関の靴箱の上に飾ってあった、置物の話題から、この種をもらうことになった。

「ひょっとして、このサルの人形も、沖林さんが作ったんですか?」

それは、5センチくらいの和柄の服装のサルが9匹、1列に整列している置物で、顔だけはまんまるい粒に白でハートっぽい形に塗られていた。様に最初は見えた。

「ああ、それは公民館の先生が作ったやつなのよ」

「そうなんですか」

「私の作ったのもあるんだけどね、先生にもらった方が奇麗だし、せっかくいただいたものだから飾ってるの」

「この体の部分は裁縫で縫って作るんでしょうけれども、顔のところは小さくて、白く塗るの、結構大変そうですね」

「ああ、それは植物のタネなのよ」

「え!?タネに白く塗ってるんですか?」

「いやいや、そうじゃなくて。元からそうゆうハートの形の模様が付いてるタネなのよ」

この、サルの顔として模様を活用されていたのが、フウセンカズラっていう植物のタネだった。

沖林さんからタネをいただき、このフーセンカズラは緑のカーテンにも使われていると教えてもらった。

さっそく、支店の花壇に蒔いた。

ちょうど何も草花もなく、その花壇の上に窓があったから。

また、その窓は夕方になると西日が差して、結構まぶしい。

毎朝の掃除のときに水やりだけしていた。

途中、キュウリも植えた。

キュウリは虫にはっぱを食べられてダメになった。

そのまま風船カズラだけ、水だけでぐんぐん育った。

この花壇には、栄養が余っていたのかもしれない。

3ヵ月を待たず、百円ショップで買った支柱とネットで奇麗な緑のカーテンが出来上がった♪




9月、台風の強風で全て飛ばされ、支店の駐車場に無残な姿となっていた。。。

固定の甘さを支店長に注意されてしまった。

フウセンカズラは一年草。

来年の期待を込めて、何とか収穫した可愛い種をロッカーに保管した。

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