なみなみと

とある放射線治療医。

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マガジン

  • 非小細胞肺がん 早期

    早期の非小細胞肺がんい対する放射線治療まとめ

  • 非小細胞肺がん 局所進行

最近の記事

【LUSTRE試験】I期非小細胞肺がんに対する体幹部定位放射線治療 vs 寡分割照射【SBRT vs CRT】

Swaminath A, et al. JAMA Oncol. 2024 Sep 19:e243089. PMID: 39298144.  ・I期非小細胞肺がんに対する体幹部定位放射線治療(SBRT)vs 寡分割照射(CRT) ・第3相ランダム化試験、LUSTRE試験、カナダ16施設 ・主要評価項目:3年局所制御(LC) ・体幹部定位放射線治療(SBRT):末梢型 48 Gy / 4回、中枢型 60 Gy / 8回 ・寡分割照射(CRT):60 Gy / 15回 <結論

    • 【システマティックレビュー】局所進行非小細胞肺癌に対する寡分割照射

      Said BI, et al. J Thorac Oncol. 2024 Sep 28:S1556-0864(24)02353-0. doi: 10.1016/j.jtho.2024.09.1437. Epub ahead of print. PMID: 39349294. ・局所進行非小細胞肺がんに対する加速寡分割照射 ・システマティックレビュー ・対象:2010年~2024年までの前向き研究 <結論> ・局所進行非小細胞肺がんに対する加速寡分割照射が行われることが増加

      • 膵臓がん

        ネオアジュバント化学放射線療法 vs ネオアジュバント化学療法

        • 子宮頸がん

          根治的化学放射線療法  免疫療法+化学放射線療法 vs 化学放射線療法

        【LUSTRE試験】I期非小細胞肺がんに対する体幹部定位放射線治療 vs 寡分割照射【SBRT vs CRT】

        マガジン

        • 非小細胞肺がん 早期
          1本
        • 非小細胞肺がん 局所進行
          1本

        記事

          頭頸部がん

          根治的化学放射線療法  免疫療法+化学放射線療法 vs 化学放射線療法

          外陰がん

          根治的化学放射線療法

          非小細胞肺がん

          早期非小細胞肺がん  陽子線治療   手術可能  間質性肺疾患合併例 局所進行非小細胞肺がん  EGFR変異陽性例に対するオシメルチニブ 進行期非小細胞肺がん  EGFR変異陽性   EGFR-TKI + SBRT vs EGFR-TKI単独

          非小細胞肺がん

          子宮体がん

          骨盤内再発に対する救済放射線療法  化学放射線療法 vs 放射線療法単独

          転移性骨腫瘍

          体幹部定位放射線治療 vs 従来型の外照射

          転移性骨腫瘍

          乳がん

          乳房温存療法 vs 乳房切除術 乳房温存術後放射線療法  超寡分割照射 腋窩リンパ節郭清の省略  センチネルリンパ節生検単独 vs 腋窩リンパ節郭清 オリゴ転移/小数転移

          前立腺がん

          根治的放射線療法  寡分割照射 vs 通常分割照射   低リスク(寡分割照射 vs 通常分割照射)  寡分割照射  陽子線 vs X線 救済放射線療法/術後放射線療法  寡分割照射 vs 通常分割照射  アジュバント放射線療法 vs サルベージ(救済)放射線療法  ADT併用 vs 照射単独 長期ADT併用 vs 短期ADT併用 再照射  体幹部定位放射線療法

          直腸がん

          ネオアジュバント治療

          食道がん

          根治的化学放射線療法  併用化学療法 ネオアジュバント化学放射線療法  ネオアジュバント化学放射線療法 vs ネオアジュバント学療法 内視鏡的食粘道膜下層剥離術(ESD)後の化学放射線療法

          腎細胞がん

          体幹部定位放射線治療後の腎機能低下  単一腎 vs 両側腎

          成人の軟部肉腫に対する緩和照射

          Roeder F. Cancers (Basel). 2020. PMID 33153100 ・成人の軟部組織肉腫に対する放射線治療、Review/Expert opinion ・緩和照射 ・切除不能の局所進行性病変または転移を有する軟部組織肉腫(STS)に対する標準治療は組織に基づいた全身療法である。 ・しかしながら、局所病変の進行が抑制できないため、疼痛や局所の合併症のために重篤な症状を呈することも多く、緩和的な放射線治療が適応となる。 ・最近のオーストラリアの調査によ

          成人の軟部肉腫に対する緩和照射

          多発性骨髄腫に対する放射線治療 ー 全身療法との併用 ー

          Oertel M et al. Cancers (Basel). 2023. PMID 37296874 ・後ろ向き研究、ドイツ ・全身療法と放射線治療が同時併用された82例を解析 ・経過観察期間中央値:診断から60ヶ月、放射線治療開始から46.5ヶ月 ・毒性評価期間:放射線治療開始30日前から終了後90日間 ・54例(66%)が非血液毒性を発症 ・グレード I-II 50例(61%)、グレード III-IV 60例(73%) ・血液毒性:放射線治療前 61%、放射線治療期間

          多発性骨髄腫に対する放射線治療 ー 全身療法との併用 ー