やさしい人にはかなわない

私は、コロナ療養期間さいごの日を過ごしてる。

療養期間中は、体調的につらい事もあったし、旦那さんとも部屋を別にして接触を減らした。

旦那さんは大事をとって仕事を休み、
濃厚接触者の隔離期間が終わっても、会社から念のためと言われて、結局わたしと同じ日まで休むことになった。笑

そして、療養期間中の旦那さんが素晴らしかった。

冷えピタをマメに貼りなおしてくれたり

氷枕を取り替えてくれた。

飲み物やご飯を準備し、片付けてくれた。

ご飯はなにが食べたいかを毎回聞いてくれた。

普段むかないフルーツまで剥いて、何度も持ってきてくれた。

ゴミ袋は1日ずつ交換してくれ、私が何かとタオルを使っていたら、毎日2枚ずつタオルを交換してくれた。

そもそも最初の抗原検査のときも、病院に電話してくれた。

喉が痛くて飲み物が飲めなければ次の日ゼリー飲料を買ってきてくれた。

お風呂も沸かして、毎日入らせてくれた。(最初は面倒だった。笑)

いつもかけないシャツのアイロンも、見よう見まねで初めてかけてた。笑

ありがたい事に両家の親から差し入れがあると、中身を一緒に見せてくれた。(気になる)

一度も面倒な素振りをすることなく、看病をしてくれた。とっても感謝している。

ほぼ回復している今日も、ご飯は彼が作ってくれた。

ブロッコリーと、
豚肉と、ヤンニョムチキン(初めて作った)、めかぶ。みかん。

ヤンニョムチキン美味しかった。

ご飯を食べて、私は紅茶が飲みたくて、お湯を沸かして紅茶を作った。

「俺も飲みたい」

との事だったので、彼の分も紅茶を注いだ。

部屋で飲んでいると、彼がきて

「紅茶おいしかった。ありがとう、ごちそうさま」

とわざわざお礼を言いに来た。

…いや、まじか。

あんだけ色々してくれて、紅茶淹れただけで、

お礼言いにきてくれるってどんだけ心優しい男やねん。

私だったら、相手が弱っていたとしても、そこまで優しくできる自信はない。←

私はよく、周りの人に優しいと言われるけど、それは、相手をわざわざ否定しなかったり、

メンツを潰さないようにと発言を抑えたりするだけで

あるいは言葉をかけるだけで

労力とか、思いやりを形にして差し出す優しさではない。

そういう優しさを、自分があまり持っていない事をわたしは前から知っている。

だから、苛立ちもせず、当たり前に差し出せる彼のような人を、すごいなぁと思ってしまう。


これは、実家にいて看病してもらった時、母にも感じた事で、

どうして人の為にここまで出来るんだろう?

と思った事があった…。


母たちといえば

両家からのコロナ中の差し入れは、とってもありがたくて、そして沢山あった。笑


どちらも、玄関先に置いて行って連絡をくれた。

ウチからは、3回くらいまとめてどっさり届いた。

旦那さん宅からは、小分けに(と言ってもたくさん)何回もいただいた。

牛肉、豚肉、鶏肉のパックやキャベツ、ブロッコリー、アボカド、
ヨーグルト、バナナ、キウイ、リクエストしたプリン、プリンアラモード笑、クリームどら焼き、ピザMサイズ、中華丼、牛乳、卵、
カップ麺、冷凍パスタ、お寿司

手作りの唐揚げ、さばの味噌煮、巨峰、梨、みかん、バナナ、飲むヨーグルト、お刺身、レタス、牛乳、水、ハーゲンダッツ etc...


おかげで家から出なくとも、2人ともしっかり栄養を摂取できた。

なんなら、牛肉とか唐揚げとかお寿司とか、
フルーツとかハーゲンダッツとか、

食費を抑えようとすると、
なかなか買えなかったり、家で作る時間がなかったりするもの達が食べれて

逆にリッチな食生活だった。

(味はかなり戻ってきた)

母たちの愛情は深い…感謝である…

ありがとう…

いや、父たちもありがとう…


優しさが染みる療養期間であった。うむ。

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