育児を通して知るダメな自分「自分ダメだー!」自尊心を失う


3年間育児をしてきたが、特にこどもが3歳になり言葉をしっかり理解するようになった辺りから育児がより困難なものとなった。

困難とは日々の生活(食事、登園、お風呂、就寝)の中でも発生するのだが、こどもと向き合えば向き合う程、自分の欠点が明るみに出てしまい辛いのだ。

例えば、私の体力が限界にきた夜。なかなか寝ない双子にブチギレてしまう。キレながらも第二の私が私の欠点を指摘してくる。

①キレて言い聞かすなんて脅し。感情のコントロールができていない
②疲れているのは仕事量の調整が出来ない自分が悪い
③こどもに恐怖を与えた

自分の行いが悪いのは明白だ。
もっと他の言い方をすれば良かった。
伝え方が下手だ。
娘もよく怒るのは私のせいだ。
私が人付き合いが下手なせいだ。
人付き合いを避けてきたツケが回ってきた。
と猛反省をする。

こういった一連の流れを何度か繰り返している。
自己嫌悪と自己批判を繰り返して育児が苦手なものとなってきた。

私の人生の最大の問題は
コミュニケーション力が低いということだ。

元々幼少期から引っ込み思案で、人と話す事が苦手だった。だが小数人と仲良くすることで特に何の問題もなく過ごしてきた。
振り返れば問題の始まりは大学時代である。ノンストレスで過ごすことを目指し、自分と合わない人との付き合いをいっさい辞めた。嫌な人と付き合わない。嫌なことは一切しない4年間を過ごした。
問題が生じたのは社会人になってからである。今まで付き合ってこなかった嫌な人が現れたのだ。
もちろん上手く交わせる事ができず、とてつもないストレスを感じた。そのような環境下で過ごすこと数年、人が信じられない、嫌いになり私は人との一切の付き合いを辞めたのである。
人と交わることをやめ、割り切って働く。
人とコミュニケーションをとることを諦めたのである。
元々上手くない人付き合いがより下手になってしまった。


育児も子供とのコミュニケーションで良くも悪くも成り立つのだ。
子供の機嫌がいい。
言うことを聞いてくれる時はいい。

その反対の機嫌が悪い。
言うことを聞いてくれない時はコミュ力がないので、上手く伝わらず怒る行為に出てしまう。

人との付き合いを辞めた=人とも向き合ってこなかったことになる。子供と時間をかけて向き合うことも苦手だ。言葉も親の行動の意味も理解した3歳児と向き合うことはより難しい。


真正面からぶつかってくる子供達。
人が真正面から来ることに苦手意識がある私。
真正面でなく隠れて小さな穴から対応する私。
全力で向き合ってくれない事に不満を覚える子供。

全ては問題を避けてきた私の行いが招いた事だ。
まさか育児でツケが回ってくるとは思わなかった。

因果応報は必ずある。

今のこの私自身の問題と子供との向き合い方を変えないと、さらに大きな問題が降ってくるだろう。

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