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日本を代表するトップアスリートを支えたいと夢見た21歳のじぶんに伝えたいこと

「日本を代表するトップアスリートのサポートがしたい!」

21歳の時に選手としての野球を断念しトレーナーの道を志してからそう思ってやってきた。

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今回の東京オリンピックで野球の日本代表チームに私がこれまでにかかわった選手が2名選ばれた。

わたしが思っていた以上の早さで夢見てたことが現実に。

昨日決勝でアメリカを倒し金メダルを獲得した。

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日の丸を背負い戦う彼らの姿を見て感じたことがあった。

それは「どんなにすごい選手をサポートしたとしてもあくまでクライアントの1人」であり「選手の地位=自分の地位」ではないということ。

トップアスリートをサポートすることが大きなキャリアの1つになることは間違いない。

ただ選手が第一線で活躍し前に進んでいくようにわたしも同じように前に進むことが大事だ。

彼らが求めるコンディショニングに応えられる準備が必要になる。自分自身に疑問を投げかけスキルを磨き、出来得る最大限の努力を日々積み重ねることが重要になるのではと感じた。

だれが相手でもやることは変わらない

結局トップアスリートでも一般人でもやることは変わらないし、求められたことにコミットしたい気持ちに差がないことに気がつけた。

昨年までは社会人野球の現場でアスリートのサポート、今は医療機関に勤め老若男女さまざまな方に対してのサポートをしている。

目の前にいる人が誰だろうと本質的なことに大きな変化はない。

トップアスリートのサポート実績がほんの少しだけ自分を押し上げてくれることは間違いない。

でもそんなことも一般の人からしたら「関係のないこと」で、このセラピストはじぶんの抱えている症状を解決してくれるのか?という一点のみだ。

だからこそクライアントの悩みにこたえられる自分でありたい。
本物のセラピストになっていきたい。

「終着駅は始発駅」

わたしが高校を卒業するときに高校時代の恩師が送ってくださった言葉だ。

今でも大事に胸にとどめている言葉。

今回の東京オリンピックで結果を残せた人、そうではない人がいる。

3年後のパリオリンピックに向けてすでに戦いが始まっている。

1日1日が勝負であり日々の貯金をどれだけできるか?

過去の実績にすがることなく研鑽を積んでいくことが重要だ。

アスレティックトレーナーとして、セラピストとしての成長には終わりがないことを痛感する。

目標とする先輩セラピストを見て感じること

わたしが尊敬し目標とするセラピストにある共通点を感じる。

・トップアスリートのサポートでも感情移入しすぎない
・現状の着地点をちゃんと把握している

良い意味でクライアントと適度な距離と緊張感をもって接している。

トップアスリートでもあくまで「one of them」

あまり感情を入れすぎずに臨床でやるべきことを着実にやっているような印象がある。そして自分の活動を振り返ってクライアントに施した内容に正当性や妥当性があったか?という振り返りをしている。

どれだけ有名なトップアスリートをサポートしたとしてもそこが一貫して全くのブレがない。「自分がどれだけ与えられたか?」という1点のみで決して満足することなく高みを目指す姿勢には本当に多くのことを学ばせられる。

おわりに

21歳のじぶんに伝えたいこと。

一生勉強であり、それがとんでもなく面白いんだぞ!

ということを伝えたい。

日本中が喜怒哀楽に包まれ、「スポーツの力」を再確認した東京オリンピック。

その主役になる選手たちを間近でサポートできるこの仕事に誇りを持ちたい。

1センチでも良いから前に進み成長できるように顔晴る。





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