おおきくなったあなたへ

・近代の戦争時の満州での逃避行中の家族の生き別れ
現地から逃げ出す途中に、親が自分の手で小さな我が子を殺した話

・中国残留孤児
満州での逃避行中に両親が殺されたり、親がせめて我が子だけでも助かって欲しいという願いを込め、現地民へ託した話 棄てられた話

・北朝鮮 拉致問題
昭和、平成、令和と年号が変わっても、
未だに切り離された親子が再会できないまま
一生涯を終えた親御さんの無念
そして今でもずっとずっと待ち続ける

・交通事故、自然災害での家族との別れ
・行方不明による家族との別れ
前触れもなく、当たり前いた家族のとの突然の別れ
どこかで生きているのではないか、一人で苦しんでいるのではないか
ずっとずっと親は思い続け、待ち続けている

・家族の死別

・・
悲しみは様々な切り口で訪れるし、
その家族によって悲しみの形も違う

悲しみを一くくりにすることはできない

かといって、自分で経験しない限りは、
結局は他人の悲しみは他人事であり、

【まさか自分が同じ環境になる】なんてみんな思いもしない

自分もそうだった
心から他人の痛みを、”痛み”として受け入れていなかったんだと思い知らされた

何を言いたいかというと、自分も家族の切り離しを経験した者です

冒頭の例と並列で語れはしないけれど、
どんな形であれ家族の生き別れには、強烈な悲しみ、痛みを伴う

それに耐えきれずに自分の命の絶つ人だっている

私は死ねなかった 死んだ人間は通り過ぎていかれるだけ 何も語れない

私は、この経験をどう感じ、どう切り抜けてきたのか。
それをわが子への想いとして綴っていきたいと思います。

大きくなっていつか読んでくれることを祈って
みらいのあなたへギフト。
父としてできること。

少しずつ書いていこう。

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