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仕事始めてまもなく1ヶ月。

なんだかわからないうちに、まもなく1ヶ月が経つ。

まだ覚えることが多すぎて、自分の判断で何かをすることはできない。

日々の仕事、電話応対、パソコン入力、掃除。

そんな私を守ってくれるのは、頼もしい先輩。

どの人がこういう人で〜、この人は家族がこうだから〜丁寧に教えてくれる、ありがたい先輩。物言いが強めな人からも、さりげなく庇ってくれるので、精神衛生的にも助けられている。

この度、9月からこれがあって〜10月からこうで〜

なんか動きが大きいな、でも先輩がいるから大丈夫、なはず。

と思っていた矢先の、先輩の退職というニュース。

「は?」

思わず絶句して、涙がこぼれたよ。

また私、一人相談員なんだ〜って。

なんだかよくわからないところに放り出されて、孤立して、放置されて、って、初めてではなくて。

またかーって。


思わず、かつての同僚に連絡した。


本当は、「うちの職場においでよ」って声をかけるため。

でも、切り出す前に、彼女の話を聞いていたら、とてもそんなことは言えなくなった。

彼女も今、大変な仕事をしていて、帰りが遅い毎日だ。辛くて辛くて、彼女から連絡があることがしょっちゅうなんだけど…

私が困ってるのに、彼女のためを思うふりをして「うちにおいで」って誘うのは、何か違うと思った。

上から目線で、彼女に失礼だよね。

彼女は、こうも教えてくれた。

「不安は、妄想」

なんの本で知ったかは聞いていないから、出典は明らかにできないんだけど。

でも、その通りだよなって思った。

彼女は今も大変な思いをしながら働いているけど、そうやって覚悟を決めたんだなぁと気づいた。

不安は目に見えるものじゃないし、自分で作り出しているものだから。それを理解して、正しく怖がる。それが必要なことなんだなぁ。

だから、彼女を誘うことをやめた。

私が一人で相談業務をこなしていくことに、まだ覚悟が決まらないんだけど。

少しずつ引き継ぎを受けて、教えてもらって、やっていく。

まだ1ヶ月以上時間があるなら、じっくり教わっていこう。と、思った。

神様、私に腹を括る勇気をください。今度こそ、10年勤めたいんです。

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