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石井ゆかりさんの年報を読んで考える2020年。

特段占いが好きという訳ではないが、毎年必ず読んでいる占いがある。
石井ゆかりさんの年報だ。

石井ゆかりさんを知ったきっかけは、本好きの友達が石井ゆかりさんの本を薦めてくれたことによる。
「天秤座」について書かれたその本は、度重なる引っ越しでどこかに行ってしまったけど、それ以来私は、何となく毎年大晦日に石井さんの年報を読む習慣が出来た。

年報に強く共感したのは2016年のこと。
当時私は、長男を出産して元の会社に復職したものの、進学したいという思いがムクムクと芽生え始めた頃で、悩んでいた。
女性が働きやすくて福利厚生も充実している大企業の総合職を辞してまで、進学する価値はあるのか、迷いに迷い、悩みのるつぼにはまっていた。
感情に流されない合理的選択が出来るようにと、『選択の科学』や『後悔しない〇〇』など、それに類する本を読みまくっていた。
まぁ結局は「わくわくする方」という、曖昧な基準で進学を選択したのだけれど。

そんな折に読み返した年報には「これは私のことでは!?」と思うようなことが書かれていた。そして夢中で手帳に書き写した。

9月を境に、天秤座の人は
ダイナミックな人生の転機へと入って行きます。
ここから2017年の秋口までの間に、
さまざまな変化を経験することになるでしょう。
その第一歩として10月、いくつかの大事な決断を下すことになりそうです。
また、ここで決めたことはすぐにアナウンスして、関係者と共有することも必要になるようです。
自分一人の事ではなく、周囲を巻き込んで、大胆な選択をすることになるでしょう。

入試が9月にあり、合格発表は10月で、「年報」に書かれている通り大事な決断を下すことになった。もう心は決まっていた。


そして、昨年2019年は、確かに下記の通りなのであった。
人間という存在に対する信頼が増した1年だった。

2019年は、天秤座の人々にとって旅と学びの年。
過去7年ほどの中で感じていた、
あらゆる人とのあいだにある距離感が消え、
人間同士の間に生まれる「切っても切れないもの」の手応えを
新たに感じられるようになるでしょう。


今年2020年。
天秤座のテーマは「居場所・家族」だという。

「居場所・家庭を運営する」
ということに目が向かいます。
家事などの共同作業を通して
お互いの新しい顔に気づかされるかもしれません。
あるいは、普段の役割分担をお互いの人生の変化に即して、
再構成していく必要が出てくるのかもしれません。
二人で協力して「場」を創る作業が、
愛に新しい燃料を注いでくれそうです。
年の後半は特に、「真剣勝負」のような場面が増えるかもしれません。
ケンカではなく、建設的な議論を重ねて、
愛を鉄のように「鍛える」ことができるはずです。

この年末年始も「家族」についてずっと考えていた。
いや、2019年を通してずっとそのことばかり考えていたのかもしれない。

私の問題なのだが、今の家族が理想の形かと言えば全くそうではない現実。
双子を出産してから余裕がなくて、夫にはいら立ってばかりいた。
散らかり放題の汚い部屋。掃除機をかけるのだってままならない毎日。
長男を怒ってばかりの自分。長男は何も悪くないのに。
正直、この現実から目を背けたい、逃げたいなと思うこともよくあった。

しかし、2020年のテーマも「家族」らしい。逃れられない。

2020年には「帰るべき世界」が完成するらしい。
まあそれが家族になるんだろうけど。
居心地の良い「帰るべき世界」を完成させるために、私はどうしていくべきなのか、もう一度考えなくてはいけない。そして家族とも、ケンカをせずに「建設的な議論を重ねて」いきたいなと思う2020年の初めなのであった。