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2020.04.21 毎日同じように過ぎていく日々を愛おしく思うために。

昨晩は色々と考え事をしてしまい、夜更かしをしてしまった。しかし、子どもたちは容赦なく7時前に起きる。私も重い体を起こして朝が始まる。

コロナの影響で、子どもたちが保育園に行けなくなって約2週間が経った。大変だが良いこともある。その一つが、朝時間に追われないこと。それまでは、チーズトースト+野菜orフルーツというすぐに出せるメニューが子どもたちの朝食の定番だった。今はそれが、白米+卵焼き+野菜スープor味噌汁になった。白米は1歳の双子が食べ散らかすので、心に余裕がないとあげられない。卵焼きを作ることも、時間に追われていると難しい。朝から子どもたちに和食を出せるようになったことで、どこか母親としての満足感がある。

朝ごはんが終わったら、少し家のことをする。そうしているうちに双子が退屈して騒ぎ出すので、近所に住んでいる母に付き添ってもらって公園に行く。そして外でたっぷりと遊ばせる。双子がまだ好き勝手どこかに行ってしまうので、大人一人で外で遊ばせるのが難しい。母には申し訳ないが、こうした時期が過ぎ去るのを待つ。きっとあっという間だろう。

昼前に、大学のオンライン授業の一斉負荷テストを行う。コロナによって前期の全ての授業をオンラインとした大学が、サーバーの負荷を調べるためのテストである。動画を視聴するのだがなかなか繋がらず、一抹の不安を覚える。5月以降、問題なくオンライン授業は提供されるのだろうか。大学側としても初の試みで、大変だろうとは思う。

オンライン授業となり、子どもが3人いる社会人学生の身としては、正直ホッとした気持ちがある。保育園も休園となり、いつ再開されるのか見通しが立たない。再開されたとしても、保育園に入ったばかりの双子はすぐ熱を出し、しょっちゅう休む羽目になるだろう。通学時間が丸ごと短縮できるのもありがたい。

しかし、私のように特殊な事情を除いては、オンライン授業はデメリットの方が遥かに大きいだろうと思う。どうしても一方通行型の授業になってしまい、主体的な学びの場を醸成するのが難しそうだ。私の学部は実習や実験もあるが、それらも出来ない。特に今年入学したばかりの1年生は本当に可哀そうだ。かと言って、いつから通常の授業に戻るのか、全く見通しが立たない。何しろ世の中のあらゆることが全く見通しが立たない状況なのだ。

子どもたちに昼ご飯をあげて、双子を寝かしつける。双子が昼寝をしている間に、スーパーに買い物に行く。買い物に行くのも今は本当に億劫だ。少し前までは、長男と一緒に買い物に行けたので楽しかった。今はそれすら叶わない。人との接触を減らすために、家族の中で誰か1人しか買い物に行けない。長男との買い物が実はそんなに楽しいことだったなんて。その時は魚介類好きの長男に、毎回食べたこともないような魚介類をねだられて嫌だなぁという気持ちが勝っていた。1人でスーパーに行くようになって買い物が全く楽しくないことに気づいた。

夕方は再び公園に行く。長男の保育園の友達と会って、長男はとてもはしゃいで嬉しそうだ。その子のパパは、子どもに付き添いながら仕事の電話をしていた。今は夫婦共に医療職等でないと保育園に預けられないから、どこかで皆無理をしなくてはならない。5月以降も平常通りに保育園が再開するとはとても思えないから、私も子どもを家で見ながら勉強することになるだろう。頑張るしかない。

仕事を終えた夫が迎えに来てくれて、夕方帰宅。夫がテレワークになり残業があまり出来なくなったたため、平日に家族で過ごす時間が増えた。以前なら、こんなに毎日食卓を家族で囲めるなんてことはあり得なかった。夫が子どもたちを風呂に入れている間に、私が簡単な夕食を作り、子どもたちに食べさせる。そのあとは適当に遊ばせて、子どもたちを寝かせる。しかし最近なかなか双子が寝てくれない。結局寝かしつけるのに22時近くまでかかった。

子育てをしていると、毎日毎日同じような生活の繰り返しだ。4月から双子が保育園に入園することで、ようやくそういう生活に風穴を開けられると思っていた。でも、またその生活に戻ってしまった。今は、こんなに毎日子どもたちと一緒にいられて幸せだと思うようにしている。特に、1歳5か月で保育園に入った長男とこんなに一緒にいられる日々は赤ちゃんの時以来なのだから。