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「アナログ」を見たら恋愛したいとも違う、結婚したいとも違う感情になった

3連休を活用して、映画「アナログ」を観てきたので、感じたことをつらつらと書いていこうと思う。

〜あらすじ〜
建築デザイン会社で設計を担当している水島悟(二宮和也)は、ある日自分が設計したカフェ・ピアノでみゆき(波瑠)と出会う。

みゆきは窓のノブなど細かいところを褒めてくれた。悟はうれしくなり、みゆきが持っているカバンのデザインを褒める。母の形見でイタリアでオーダーメイドしたものらしい。

再びカフェ・ピアノでみゆきと会った悟は、彼女を食事に誘った。別れ際、悟が連絡先を聞こうとするとみゆきは「携帯電話を持っていない」と言う。

そこで2人は毎週木曜日の夕方にカフェ・ピアノで会うことにした。2人は惹かれ合う。しかしみゆきは自分の素性を話そうとしない。

ある木曜日、悟はみゆきを待っていたが彼女は一向に現れなかった…。

https://analog-movie.com/

携帯を持っていないことで再度価値観の認識

「携帯を持っていない」ということで、人と人とのつながりや人との接し方をすごく考えさせられる。

二人とも毎週木曜日以外は何も連絡が取れないけど、それを楽しみに日々仕事頑張って充実させていた。

もちろん会えるから落ち着いていられるという側面があるけれど、それにしても今の恋愛は携帯に振り回されているなと切実に思った。

どれだけ携帯を見ても、好きな人から振り向いてもらえる、好きな人がよりすくになってくれる、というわけではなく、会っているときに、会えないときにどう過ごしているかが大事なことだなとすごく感じた。


最初の一歩目の勇気

二人が繋がったきっかけは、カフェ・ピアノの店長さんが紹介してくれたのだが、最初の会話だけで終わっておかしくなかった。

でも、気になったからこそ悟はもう一度ピアノに言って声をかけるし、みゆきもそれに答える一言をかけている。

どんな出会いであれ、後悔ないように最初の一言を言えるかどうか大事であるとに間違いないが、一言かけたいと思ってもらえるような、一言かけたときに気になると思ってもらえるような、準備(言葉遣い、立ち振る舞い、ファッション)もしないとな感じた。

最近、食生活が乱れていたので気を引き締めないと。


ずっと一緒にいてくれる友の最高さ

この物語は、恋愛、仕事、友人とのシーンが多い。その中でも男友達がとのやりとりがすごくリアルだなと感じた。

「携帯を持たない謎の美女と毎週木曜日にカフェで会って惹かれあっていく」という現実ではおきないだろうな思うことも、男友達とのリアルなやりとりがあることで、映画が現実感をおびていく。

また、男友達とのやりとりのシーンだけ、編集の仕方が独特になっていて、その編集があることで男友達とのリアルなやり取りと時間の経過を感じさせてくれるので、違う楽しみ方として観てほしい。

僕は映画が終わった後、友達に会いたくなって思わず連絡したくらい。(結局その日は飲みにいけず、違う日になったのだけど、違う日になったらなんか違うな〜と思いながら飲みにいこうと思います)


あ〜恋したいってなるけど、、、

映画の中で「今誰かに愛してるって言いたい」と桐谷健太さんが言うシーンがありますが、まさにその気持ちがおきる。

恋愛したいとも違う、結婚したいとも違う、

「一人の人と深く向き合いたい」

となる時間だった。それは恋愛だけではなく、友人に対しても、仕事に対しても。



そういう素敵な映画なので、ぜひ観にいってみてね。

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