いらっしゃい

いちばん星がぽとり落ちてきた
両手におさまる卵くらいの大きさ
キラキラというよりぼんやりとひかり
微かな温もり
私よりも遅い心拍数は生きているよと伝えてきた
冷やすといけない気がして
タオルに包み落とさないように両手で支える
長い長い共同生活の始まり

#詩 #星 #いちばん星

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