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ローソク足の時間軸とMAについて|無料

テクニカル分析をする上でチャートを表示されると思いますが、筆者はローソク足とMA(移動平均線)を必ず表示しています。移動平均線は最も代表的なテクニカル指標で扱い方も簡単です。多くの方が序盤で触れる部分であり、知っている方も多いと思いますが、改めて学習しなおすのもいいのかなと思い本記事を執筆しました。

使用ソフト
TradingView – すべての市場を追跡
↑オススメ★★★★★
「パソコンでトレードする時間が長い人はトレビューに有料課金がオススメ!主に外でスマホだけって人は微妙かも・・」

参考証券会社
https://www.sbisec.co.jp/
マネックス証券 | ネット証券(株・アメリカ株・投資信託) (monex.co.jp)

ローソク足

ローソク足とは、一定期間の相場の4本値(始値、高値、安値、終値)を用いて一本の棒状の足を生成したもので、このローソク足を並べていくことで、相場の状態や流れを一目でわかるようにしたチャートをローソク足チャートといいます。

ローソク足チャートは、日本の江戸時代に生まれた伝統のあるチャートですが、現在では海外でも広く使われています。

時間軸

https://jp.tradingview.com/

筆者は30分足と4時間足しか見ていません。日足や週足は中期展望予想の時に見ますが、使用頻度で言えば稀。多いのは30分と4時間です。

移動平均線を参考にする時でも30分より短い時間軸での判定は少し考えた方がいい場面が多いです。最低でも30分の間隔で考えていくことをオススメします。

なぜか?というと・・

1分足

1分足で見ると凄く下がって見えますが、長い時間軸にすると上昇トレンドだったりするからです。鑑賞で見る分にはいいですが、分析する場合は1分足は使えません。30分足で見慣れておくと便利なのでオススメです。

SBIアプリ

SBI証券のアプリにも30分足がデフォルトで設定されているので、証券アプリの方も30分足で統一しておくといいと思います。

移動平均線(MA)

移動平均線(Moving Average)

多くの人が利用する移動平均線ですが、皆さんはどんな期間(パラメータ)を用いているのでしょうか?他者の目線を知る意味でも、皆さんが見ている期間を把握しておくことは重要だと考えられます。

一般的には、日足を基準に考え、1週間の営業である5日間、あるいは1か月の営業日である20日間がよく用いられています。これらがいわゆる短期線、中期線の代表的なパラメータです。

trading view

MAのうちで使用するのはSMAとSMMAでそれぞれ以下の様に期間分けをしています。

SMA (Simple Moving Average)
・10
・20
・50
・100
・200

SMMA(Smoothed Moving Average)
・5
・20

単純移動平均線(SMA)

トレンド系テクニカル指標として最も多くの人に利用される移動平均線には、さまざまな計算方法による線種があります。ここでは、基本となる単純移動平均線の計算方法を解説します。

移動平均線とは、その名の通り一定期間の価格の平均を算出し、それを結んでグラフ化したものです。単純移動平均は終値をn期間分合計し、nで割ることによって求められます。常に直近のn期間で計算し、その計算対象の数値は1pointずつ移動していきます。

最も古いデータを外し、最も新しいデータを入れる計算を繰り返し行います。計算自体は非常に単純であると言えます。移動平均線の狙いは、「平均を取ることで価格変動を平滑化する」ことです。それにより、価格変動の流れが分かりやすくなります。

***SMAのデメリット***

①期間内の値の重要度が同じの為、直近の値動きに敏感に反応できない

②期間の値動きしか基準にしていないため、参考にならない動き方になる事がある

平滑移動平均線(SMMA)

Trading viewによるSMMAの説明は以下の通りです。

平滑移動平均 (SMMA) は、遅延を減らすのではなくノイズを減らすことを目的としているた単純移動平均 (SMA)と似ています。このインジケータはすべての価格を考慮して、長い過去の期間を使用します。古い価格は決して計算から除外されませんが、割り当てられた重みが小さいため、移動平均に最小限の影響しか与えません。

ノイズを低減することによって、ちゃぶつきを排除し、優勢なトレンドをプロットします。平滑移動平均を使用してトレンドを確認し、サポートとレジスタンスの領域を定義することができます。この指標は大抵他のシグナルやテクニカル分析手法と組み合わせて使用されます。

SMMA = (1本前のSMMA×(期間ー1)+現在の終値)/期間

SMMAの計算式

つまり、SMMAは、SMAのデメリットを2つとも解消することができる為、一緒に表示することをオススメします。

MAを使用したデイトレ

MAはディーラー研修で1番最初に学ぶ基礎中の基礎であり、日本人トレーダーならほとんどが見ているといっても過言ではない指標です。従って、”見ている人が多い=意識する人間が多い”ことに繋がるので、これを利用したデイトレ法もあります。

1~10は下の有料記事で将来的に紹介予定なので、ここでの掲載は限定的なものにしますが・・・。

誰でもできる日経先物デイトレ法|元証券ディーラー|先物 (note.com)

移動平均線を使用したデイトレは、1番最初に学ぶ方法であり、最も簡単だと思います。

新人ディーラーはミニ1枚でMAデイトレを繰り返して1ヵ月の利益を純利+10万円で昇格(枠が広がる)します。ですので、試練の間みたいなものです。

言ってしまえば、MAデイトレができないディーラーは去るしか無いです。もっときつい言葉で言うと、MAデイトレが出来ない人はトレードに向いていません。

何年も新人を見てきましたが、MAデイトレができなかった社員は皆無で全員ここはクリアしています。それくらい簡単ですので、興味がある人はMAを使ったデイトレを探してみてください。

テクニカル分析はアリか?ナシか?

この記事の本質を否定するかのような見出しですが、テクニカル分析が大好きな人って多いですよね。でも否定派もいます。実際のところどうなのか?というものですが・・

僕は、短期(即日~2営業日程度)ならアリ、中長期(3営業日先)以上の予想には不適切かな?と思っています。

実際にディーラー時代もデイトレ系のディーラーはテクニカル派が多かったですが、スイング系のディーラーはテクニカルは愚かチャートすら開いていませんでした。
(成績でいえばTOP10にスイング系が8人、デイトレ系が1-2人、オプション系が0-1人って感じです)

もし貴方が中長期をメインに考えているならテクニカルはあまり必要がないかもしれません。反対に、短期をメインに考えている若しくはどっちもやってみたいと思っているならテクニカルを学ぶ余地はあると思います。

その他テクニカル

僕は中長期が多くて、暇な日(相場が暇ではなく、リアルに暇かどうか)にデイトレをするような感覚です。なのでテクニカルはあんまり調べないのですが、手口分析の補助的な感覚で調べるので、MA以外に見ている指標を紹介します。

1.VRVR
2.RSI
3.トレンドライン

と、MAの4つです。

トレンドラインは一応引いて、当たったら感動する程度です。あとは他の分析で弾かれた値とトレンドラインが重なったら確度が上る程度。トレンドラインで状況把握して方向性を決めることは無いです。

この3つ(トレンドラインはみんな知ってると思うのでやらないかもしれませんが)はまた手が空いた時に無料記事としてご紹介します。


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