9/16 PL#5 Spurs vs Sheffield Utd レビュー
こんにちは!久しぶりになってしまいました。切り返して左足です。今回は、9/16に行われたプレミアリーグ第5節トッテナムホットスパーvsシェフィールドユナイテッド戦をレビューしていきたいと思います。
対戦前のチーム状況
トッテナム
トッテナムは前節アウェイでのバーンリー戦でした。序盤の失点はあったものの、新キャプテンソンフンミンのハットトリック、副キャプテンのロメロ、マディソンのゴールで5-2と勝利。初先発のソロモンも2アシストとポステコグルーの期待に応えました。ここまでリーグ戦3勝1分とスタートダッシュに成功しました。今節は、ナショナルマッチウィークの中断が終わりトップ4、優勝争いに絡むためにも必ず勝点3を手にしなければならない試合となりました。
シェフィールドユナイテッド
対してアウェイに乗り込むブレイズは、内容は良いものの1点差で敗北するゲームも多く、前節ホームでのトフィーズ戦で初勝点を積み上げました。しかし、オズボーン、ジェブソン、バルドック、ジョン・イーガン、ブリュースター、オスラなど怪我人が多発。今節は何かきっかけを掴むためにも勝利が欲しい一戦でした。
スタメン
前後半で見られたアイソレーションの形
今節はよりスパーズのサイドでのアイソレーションの形が多く見られました。前半は主にソロモンのいる左サイド、後半は右サイドのサイドのクルセフスキに重点が置かれていたと思います。ではなぜアイソレーションの形を多く作れたのか。
スパーズが押し込んだ状態でのブレイズの守備は5-3-2の形をとっていましたが、整う前にアイソレーションの形を作ることが出来ていた印象です。そして、サイドにボールが入った時に必ずと言っていいほどサポートが2枚入っていたので相手のブロックの外で数的優位を作ることが可能でした。ソロモンはドリブルの能力が高く、カットインや縦への突破を使い分けブレイクするシーンが多く見られました。特にカットインからのファーサイドへのシュートはゴールの雰囲気が感じられます。
昨シーズンから変化した守備意識
昨シーズンからは、明確にネガティブトランジションの切り替えの速さが向上したと思います。前線からのプレッシングの量は遥かに増え、相手のビルドアップを窮屈にさせています。前線からのプレッシングはCBの助けになり、特にマディソンの守備の貢献はとても光ります。ラインを高く設定していることで、ネガティブトランジション時の守備も時間をかけることなく行うことが出来ますし、とても理にかなっていると感じています。
そして、今節もGKへのプレッシングは欠かさず行われており、フォデリンガムのミスを誘う場面や相手がボールを捨てるシーンも多々ありました。これは、昨シーズンではあまり見られる守備体系ではなくポステコグルー体制になってから大幅に変化したことが見て取れます。
流れを崩壊させたロングスロー
スパーズは、相手のロビンソンのロングスローから失点を喫します。いかに自分たちの時間帯や流れであってもFKやCK、ロングスローで失点してしまう、とても恐ろしいです。ブレイズは、マクバーニーが起点になることでチャンスが生まれていました。失点に直結したロングスローもマクバーニーが起点を作った流れからCKを獲得からスローインに繋がりました。
ここで少し疑問なのは、ゴール前に密集しすぎではないか?という点です。実際、マクバーニーとの競り合いの後にボールがワンバウンドしてハーマーに渡ってしまいます。この時点でハーマー、バシャム、ノーウッドはフリーですし、そこをケアしなかったことが失点に繋がってしまった要因かもしれません。
劇的な幕切れ
この試合の幕切れは、衝撃的なものでした。アディショナルタイムの表示は12分でしたが、98分までスパーズは0−1でリードされていました。100分にはスコアが2-1になっているとは誰が予想したことでしょう。
同点弾は98分、CKからでした。この試合15回目のCKは途中交代で投入されたペリシッチの右足から同じタイミングでピッチに立ったリシャルリソン。ボールに対してのヘディングの形を作り出す技術は卓越したものだったと思います。奇しくも、同点のスコアラーのマークについていたのはCKのきっかけになったクリアをしたバシャムでした。
勝ち越し弾は、100分になる直前。マディソンのパスに対して、リシャルリソンが足を滑らせしてボールになってしまいますが、今シーズンから一貫して行われていたトランジションの意識は終盤まで落ちませんでした。そこから途中交代で入ったホイビュア、ペリシッチ、リシャルリソンが絡み、最後はクルセフスキの右足一閃。衝撃的な結末を迎えました。
まとめ
劇的な勝利を挙げたスパーズですが、このような試合で勝ち点を拾えることはトップ4、優勝争いに絡んでいくことを考えるととても大きいものです。新戦力のブレナンジョンソンもオフサイドになってしまいましたが、ポジティブな印象を与えてくれました。
そして、試合後にソンフンミンがリシャルリソンの背中を押しながらゴール裏に挨拶しにいく姿は印象的で、一体感を感じます。次節は、エミレーツでのガナーズ戦。ノースロンドンダービーは、どんな試合でも負けられません。
今回はプレミアリーグ第5節トッテナムホットスパーvsシェフィールドユナイテッド戦をレビューしていきました。今後も試合に関して自分の考えを書いていければと思っているので「いいね」よろしくお願いいたします!
では今回はこの辺で…COYS!
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