スーパービジョンを受けて

100人コーチング完了後に、プロコーチ養成スクール「アナザーヒストリー」師匠の宮越大樹さんにスーパービジョンを受けたので、自分の振り返りを兼ねて紹介します。


スーパービジョンとは

スーパービジョンとは、コーチやカウンセラーが自分の担当するケースにおいて第三者から助言やフィードバックをもらう機会を言います。

スーパービジョンを受ける側(スーパーバイジー)は、そもそもコーチングを第三者に見せる・晒すこと自体、勇気のいることなのですが、我流で突き進んでうまくいったりいかなかったりを繰り返し「役に立てなかった」と落ち込んでる暇があるなら、フィードバックをもらう方がよいに決まっています。

一方、スーパービジョンをする側(スーパーバイザー)は、相手の意図を把握しつつ、

  • どこをどうすればいいか?

  • 他にどんなやり方があるか?

  • そのためにどんな練習をしたらいいか?

についてフィードバックするわけですから、経験がものをいう世界。

大樹さんの場合、ご自身でクライアント役をしながら、書き起こしをしながら、スーパービジョンをするという離れ業をされるので、あたかも異次元イリュージョンを見ている気分なのですが、、、

今回はあくまで自分がもらったフィードバックに絞って紹介します!!

フィードバックの中身

①プロらしさを示す

冒頭のおきまりである守秘義務など倫理規定の説明については、フランクで安定感があった、あなたらしさが伝わってきてよかったよ、と温かいフィードバック。

その上でもらったアドバイスは、嫌味のない範囲でプロらしさを垣間見せる方法を探求してみては?というものでした。

コーチとしての自信が伝わることはクライアントにしてみれば、この人に任せていいんだという安心感に繋がります。

クライアントは、わちゃわちゃしているコーチに安心して自己開示できるとは思わないでしょう。一方で、極端な話しコーチが何も話さなくてもコーチの佇まいだけで、どんどん自分の内側に迫っていけるというクライアント体験を私もしています。

一朝一夕では身につくものではありませんが、探求し甲斐のあるお題をいただきました。

②マッチング&リーディング

コーチングでは「クライアントの関心に関心を寄せよう」と言われます。

特にアナザーヒストリーでは、クライアントに無条件の肯定的関心を持ちながら、共感的理解を進めていきましょうと徹底的に教えられます。

ちなみにここでいう「共感的理解」とは、いわゆる「わかるわかる〜」とノリよくわかったフリをするのとは真逆で、「え、どういうこと?もっと教えて?」というように、クライアントが感じたままに感じようと努める姿勢です。

いつ・どこで・誰と・何をしている時に、誰に・何に対してどんな気持ちになり、その気持ちはどんな想い・願い・こだわりから生まれたのか、徹底的にわかろうとする姿勢です。

ただ、なんでもかんでも突っ込んでると話が進まないので、どこを深ぼると良さそうというのに気づけるのが経験値なわけですが。

このような態度で、クライアントの関心に関心を寄せてマッチングしていき、クライアントが受け止めてもらえた〜と感じてはじめて、コーチはセッションをリードしていくことができる。

にもかかわらず、この日はそういったものをだいぶおいてけぼりにセッションを進めていました(汗

お師匠さんにコーチングするという緊張の場面であっても、マッチング&リーディングし、共感的理解を示して常に関わっていけるようになりたいと切に感じるのでした。

③質問は短くすると決める

自信がない時、コーチングの質問は長くなりがちです。

この日も「質問は短くすると決めよう!」と気持ちいいくらいスパッと言ってもらいました。

あれこれ説明したくなるのは自信のなさの表れ。セッションの組み立てに自信がない時ほど、どんどん説明口調になって質問は長くなります。

タイミングを逃してダラダラ聴いてる間に、どこで割って入ろうか迷いが生じ、苦し紛れに繰り出した質問を補足しようとして長くなっているんですよね。

一方で小刻みに質問できているときは、クライアントと共に歩めている感覚が高いので、重要な質問も端的に繰り出せるんですよね。毎回こうありたい!!

④HOWは最後

セッションにおいて、HOW「行動目標」は最後に取り掛かることであって、目指すはWHAT「状態目標」をたてること。さらにいうと、WHY「その背景や理由」が明確になっていることが理想です。

たとえばTOEICで800点取りたいという「行動目標」をクライアントがもってきたとしても、それによって得たいこと・なりたい姿である「状態目標」があきらかになっていくと、それってTOEIC頑張らなくてもできるんじゃない?むしろこっちに時間をかけた方がよくない?みたいに、戦略的自由度が高まります。

この日は大樹さんにたくさんのネタをふってもらい、「WHATを聴いてこいよー」と脇腹を見せ続けてくれたにも関わらず、HOWの方に食いつきまくっていた自分がいました。

⑤ヘッドホンを買おう

クライアントの感情が動いたことに気づけるか・スルーしてしまうかでセッションの方向性は大きく変わってしまいます。

この日も、セッションのポイントとなる感情が動いた瞬間があったのですが気づけていませんでした。

その際の大樹さんのアドバイスが、ちょっといいヘッドホンでも買おう、というものでした。

オンラインでは相手の変化に気づきにくいもの。息遣いなどがわかるヘッドホンを用意するといいよ、というアドバイス。

大樹さんの優しさを感じる一幕でした。

どう活かす?

他にも大切なフィードバックをたくさんもらっていますが、ひとまずここまで。ちなみに私の言語化能力が低いだけで、もっともっと役に立つ・身に染みる伝え方をしてもらっています!!

どれもこれも、今後のために必ず身につけていきたいことばかりなので自分の中で育てていきたいと思っています。

そのためには実践の場をつくらねば。クライアントを募っていくのと同時に、この半年で染みついた”5:30起床”という特技をつかって、朝活コーチング練習を企てたいと思っています。だれか仲間いないかな?(笑




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