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#04 「お局様」

「会社内でこんな人がいたら」 第4弾!!

今回はお局様です。

どんな会社でも必ずいる勤続年数の長い女性社員。
女性の社会進出の先駆者でもあります。

頼りがいがあったり愛嬌がある方なら良いのですが、時にあなたに危害を加えてくる場合は要注意。
そんな時は、背を向けずに退避することが大事です。
逃げる準備段階でもある、上手な距離の取り方について考えてみましょう。

歴戦をくぐり抜けてきた猛者


会社に長い期間在籍している女性従業員をお局様と呼んでいませんか?
本稿では以下のような条件に当てはまる人をお局様と定義して、対処法や関わり方を述べていきます。

●周囲にバレない範囲で若い従業員に嫌がらせをする
●職位が上の人にはフランクで対等な接し方をする
●仕事を選ぶ、雑用には動かない

昇格や業績評価が男女平等になってからは、上記のような人物が減ってきているとされています。

しかし、現在もあなたが上記に当てはまる人物から危害を加えられているのであれば、急いで退避する必要があります。
同様に、他人がやられている光景を見たのであれば助け出す必要もあります。

どうやったら退避できるのでしょうか?
それにはお局様の特性を理解することが近道です。

本人が若かりし頃は女性の待遇は悪く、理不尽な経験も多くされていると思います。
だから、お局様とは会社内で生き抜くための自己防衛スキルを身に着けた百戦錬磨の戦国武将なのです。

ですから、真っ向から戦うことは分が悪すぎます。
正面衝突は避け、あなたができることを実践しましょう。

①実態把握:縄張りを見極める


お局様は用心深く、あなたの弱点や隙を突いてきます。

●善意でやった事を、悪意で返してくる
●一つのミスを、悪事と誇張させて流布する
●こちらのは頼み事は聞いてくれない、又は放置される

お局様は自身のメソッドが確立しています。残念ですが、お局様に対して何かをしてあげても、「余計なお世話」にしか思われていません。

そこでまずは、あなた自身の行動がお局様の縄張りに踏み込んでいないか?を認識する必要があります。
それには、お伺いを立てるという姿勢が一番安全です。

「あんな腹立たしいヤツに頭を下げたくない!」
と受け入れにくい方法かと思いますが、あなたの弱点や隙を見せずに関わる事ができる方法の一つです。

嫌味を言われたりもしますが、伺う事を繰り返すことで次第にお局様の縄張り(許容範囲)が見えてくるでしょう。

②対策の検証:縄張りの中にいるかどうかを知る


前項で述べた縄張りを意識して上手く距離感を保つには、以下のような行動が必要です。

精神的破壊力のある返答がきますが、内容は全く気にしなくてよいです

上記のようなあなたの行動に対して、的確な(するどい)指摘が返ってくるなら、残念ながらあなたはまだお局様の縄張りの中にいます。
そればかりは回避する術がないので、アドバイスとして受け取るしかありません。

お局様の返答が曖昧だったりはぐらかすようであれば、あなたは縄張りの外から応対できている状態です。
ここで重要なのは、返答を真に受けないことです。内容は気にしなくてよいので、ひたすらこういった伺う姿勢を繰り返してください。

そうすると自然に、お局様のほうから手出しすることも減ります。
嫌われた状態の雰囲気となりますが、それはむしろあなたの思いどおりの状況ではないでしょうか?

もしも、そこから悪意あるイジメを受けるようなら、その被害を表に出しましょう。お局様は日の当たるところでは弱いからです。

③結論:退くためのエネルギーを


お局様は自分のことを仕事ができるまとめ役だと思っています。
そして、陰湿なことをするゆえに、多くの人の前では思いのほか謙虚な態度を取っていることでしょう。
その上、ミスが少なく上層からの受けも良い。
現在のポジションから離れてもらう(追い出す)きっかけは非常に作りにくいです。

ですから、伺う姿勢を繰り返し、時にはお局様の思うようにあなたが動いてあげて、あなたのエネルギーの消費を抑えることが重要です。

この、付かず離れずの距離感こそ、お局様と共存する方法ではないかと思います。

本稿では温和な対応方法を記載しましたが、お局様とその取り巻き複数人が、あなた一人にイジメ行為をするという構図はとても危険な状況です。
残念ながら対抗措置を考える前に、あなた自身の退避を考えるほうが賢明です。

また、昨今の女性活躍推進と相まって、会社内の権限(職位)を持ち合わせたタイプもいるかもしれません。
より強烈なお局様が誕生しています。
それはもはや心の在り方ではどうにもならない問題です。
あなたの逃げ場(家族、知人など)を確認し、恥ずかしい逃げ方だったとしても身の安全を確保するほうが大切です。

憤った感情による仕返しではなく、退くためにエネルギーを使いましょう。

そんな、心の在り方を。

◆本記事は実体験を元に制作しています
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