#01 「働かないおじさん」
「会社内でこんな人がいたら」 第1弾!!
記念すべき第1弾は働かないおじさんです。
「今に始まったことじゃない、昔からいたよ」
という声も良く聞きます。
厄介者を代表するかのような扱いで、人事降格制度や退職勧奨のような排除をする制度で対策をされている企業が多いかと思います。
そういった制度の良し悪しは専門家に委ね、この記事ではあなた一人でも実践できる対処法や接し方についてまとめてみました。
お役に立てれば、幸甚です。
働かないおじさんは悪くない!?
働かないおじさんと聞いて、あなたが感じる大まかなイメージは以下のようなものではないでしょうか?
●タバコやお茶休憩が多い、行先不明になる
●雑談が多い
●ぼーっとしている
●仕事と関係ないネットサーフィンをしている
●瞑想(居眠り)している
そして、あなたはこう感じるのではないでしょうか。
●給料どろぼう!
●こちらの邪魔だけはしないでほしい!
●早く退職できる法律や制度の整備を!
この問題の対策が議論され実行されているものの、本人の意欲の低さが原因で再起した「おじさん」は少数ではないかと思います。
①実態把握:氏曰く「働いている」
働かないおじさんがいることで、以下のような被害が発生します。
●こちらのやる気・モチベーションが削がれる
●仕事が妨害されるまたはこちらに回ってくる
●労務費(人件費)の圧迫で、必要な予算が当てられない
しかし、あなたへ身体的・精神的な攻撃はしていません。
あらゆる効率を悪化させるスペシャリストなのです。
ところが、当人の効率を改善させようとその事実を伝えても、
「ちゃんと働いている」と主張し、逆ギレするでしょう。
ここで感情的に反論したら大喧嘩になります。
本人が「働いている」と主張する結果・内容を聞いてみましょう。
もし、以下のような内容だったら・・・
●半年以上前(過去)の成果
●信頼関係の構築やコミュニケーション向上といった金額価値が証明できない成果
一度、当人に与えられている任務と照合させましょう。
意外にも、会社として与えている任務のほうが、曖昧ではありませんか?
②対策の検証:こちらの不満は解決にならない
被害を被ってる側としては、積もる不満をついぶつけたくもなりますよね。
しかし、感情のままに不満を対策しても、自身に跳ね返ってくるだけだったりします。
対策を考える時間がそもそも無駄に思えてくれば、不満もいつしか感じなくなります。
残念ですが、妥協するポイントです。
③結論:悪者は本人ではなく周囲の無関心
働かないおじさんを敵視しても時間の無駄です。
気持ちをゼロに戻して、ここまで述べてきたように彼らに関心を持ってみましょう。
●会社で何をしたいのか聞いてみる
●本人が主張する成果の内容を聞いてみる
●与えられている任務は何かを尋ねる
誰からも相手にされない・見られていないという感情があるから、働かないおじさんが出来上がっているのではないかと、私は思っています。
そこで、あなたの立場でよいので、働かないおじさんに対して以下のような提案をしてみてはどうでしょうか?
●やりたいこと、得意なことをより深くやってもらう
●新しい役割・作業を頼んでみる
●本人の任務を本人に考えてもらう
きっと、前向きに動き出す人が大半だと思います。
働かないおじさんは、周囲の人の無関心によって生まれる偶像です。
だからこそ、働かないおじさんを生みださないよう、本人の任務や価値を再度見つめ直してみましょう。
そんな、心の在り方を。
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