見出し画像

庚と辛と私|十干と私 #4

こんばんは、灯です。
十干への個人的な感想、今回は金性の庚と辛について書いていきます。

庚(かのえ)は岩や刀を指します。
江戸時代、お侍さんは帯刀して町を歩いていましたが、町人たちはひれ伏してお侍さんを立てていました。
位が高いから、というのも当然ありますが、普通に「刀を持ってて怖いから」という気持ちもあったんじゃないでしょうか。
斬捨て御免が許された時代ですし。

天干に庚があるとこういった「威光」が出るんですね。
怒ったら怖そう感、というか。
庚さんにはどこか凄みがある。

人体において刀に似ているのは歯ですね。
その昔、人間は敵に歯を見せることで威嚇しました。
今はそれが笑顔になっているわけですが。
笑顔はある意味、武器でもある。

辛(かのと)は一般的に石や宝石のことです。
庚より小さなものを指しますね。
今でいうとスマホとか?

宝石と言うぐらいなので、天干に辛があると見た目がきれいな方が多そうです。
アクセサリーを好んでつけたり、コンタクトやメガネをかけたりする方もいるかもしれません。

とはいえ宝石は磨いて初めて宝石になるので、今もし見た目に自信がない辛さんがいらっしゃるなら、少し手をかけてみれば自ずと輝き始めるのではないでしょうか。
「磨く」というだけあって多少の痛み(精神的に)を伴うかもしれませんが、宝の持ち腐れももったいないので辛さんらしく輝いてほしいですね。

日干が庚または辛で地支に丑・巳・申・酉・戌があると、いわゆる「根がある状態」なので「凛としたかっこいい」方なのではないでしょうか。
特に申・酉だとエネルギーが強くなる(天将星・天禄星)ので頑固になりやすいかもしれませんね。

金性=危険察知能力、とも読むので、天干に庚か辛があるとうまく危険を回避できそうです。
危険を回避するためには「まず危険そうなもの(人・こと・場所)には近寄らない」が大切ですね。
金性があってもなくても日々安全に生きていきたいところです。

そして金性にはプライドという意味もあります。
刀も宝石も、それぞれ固有の美しさがあり、どこか神聖なオーラをまとっていますよね。
プライドが高すぎると周りが気を遣ってしまうかもしれませんが、プライドがないのも庚さん、辛さんらしくないというか。
ご自分にちょうどよいプライドをお持ちいただきたいですね。

さて、このシリーズも次で最後でございます。
最終回は水性の壬・癸について。
(壬さん、癸さん、お待たせしました!)
本日はお読みいただき、ありがとうございました。

リアクション・サポートなどいただけますと記事執筆の励みになります