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最近触れたホラーの話

夏だからか、ホラー熱が高まっている。そもそも特別好きっていうわけではないんだけど、テレビ番組やイベント企画など何かと目に入るシーズンで、なんやかんやいろいろ見たし、せっかくなのでざざっとまとめておこうかなと思う。

先日やっていた『ほんとにあった怖い話』ももちろん見たで!怖かったねぇ。

さて、初夏。コロナウイルスの侵略を許し、部屋の中で寝るか座るかの2択生活をしていたときのこと。『かがみの特殊少年更生施設』というゲームに出会った。最初のネタとしてぶっこんでおいてなんだけど、これはホラーというよりミステリーかな…。

実在するWebサイトに隠された恐ろしい真実を解き明かせ、というような内容で、最初は要領がつかめず困惑したけれど、チュートリアルの動画やXのアカウントを見ながら手がかりを探っていった。

なるほどそういう仕組みね!と理解してからは、そのリアルさと、シブい難易度、封印された謎を突破できたときの快感で、休み休みで2日くらい没頭し、最後まで夢中でプレイしてしまった。

そこからなんとなく火がつき、しばらく見ていなかった雨穴さんの動画を見直そうと思い立つ。なんとタイムリーなことか、ちょうど活動を再開されたようで、新作の動画もタイミングよく見られた。

背筋さんの『近畿地方のある場所について』のように、最近ミステリーちっくなホラーがなんだかウケているかんじ。私もまんまと好きです。

ドラマや小説で犯人とかは予想できるんだけど、こういうのになると急に察しが悪くなる。だけど、マジックとかと同じように「分からない」って楽しいよね。

お次に、モキュメンタリー『イシナガキクエを探しています』。

この動画?番組?以前も見たような気がするんだけど、最初マジの公開捜査番組だと思ってたよ…モキュメンタリーと知って続きも追ってみることに。

ビデオや録音など作りが凝っていて、謎めく展開に終始ざわざわする。説明は少なく、視聴者の考察に委ねるスタイル。答え合わせもないけど、「こういうことかな」っていうのは見えてくる。

最近映画界でも見る人に予備知識や知性を求める作品が評価されている、みたいな話を聞いたような聞いてないような。時代は考察力か...?

雑誌の『BRUTUS』でもホラー特集があったので読んだ。

雑誌内で紹介されていたYoutubeで見られるショートフィルムは網羅的に見た。今ってクオリティの高い映像がYoutubeでたくさん見られるのね。海外の作品では本当に映画みたいなものもあってびっくり。

オカルトコレクター田中俊行さんの動画もあったので、こちらも見たら、すごく面白かった。

上の動画内でとくに面白かった言葉を引用する。

神様系はできるだけ上に置いてますね。

呪物と神様って一緒の部屋にいて大丈夫なのか。表裏一体とかいう話なのだろうか。わからない。ディープってこういうことを言うんだ。

クラシックな呪物

なんかおもろい。もう語感なんかおもろいって。

ひょうひょうとした田中さんの言葉たちとオシャレすぎる編集でもうぜんぜん怖くない。しかし、この方としっかり関わったらすぐさま体調崩すのでは…と思わずにはいられなかった。(失礼)

動物パニック映画からも1つ。Netflixで見られる『セーヌ川の水面の下に』

「〇〇の〇〇の〇〇」は語感がいい鉄板かと思いきや、なんかこれに関してはリズムが…ごにょごにょ…

内容的には、思い切りの良さがただ気持ちよかった。そしてとにかく容赦ない。現場からは以上です。

単純にサイズや凶暴性が規格外のサメも怖いけれど、生態系度外視の要素は将来的な恐怖が掻き立てられて、新感覚なサメ映画。おすすめ。

最後に、2週間限定なのでいずれ見れなくなるけど、『仄暗い水の底から』もYoutubeで公開されていて、うおぉと思ってすぐに見た。

公開当時はよく意味が分からないまま見ていたけど、今は全部理解できるようになっていた。

怖いというより最終的にちょっと同情してしまう。恐ろしすぎる!というキラーシーンも少ないので、ホラーとしては優しめかな?水がテーマということで画面がずっと暗め。ダイレクトなお化けではなく日本らしいジメジメ感。雰囲気の怖さはすごい。それから、今見るとやや古く見える映像も味があって、そういう意味では良さが増している気がする。

いろいろ紹介してみると案外たくさんホラーを見ていてびっくり。夏が終わるまでまだ少しあるので、ホラー追い込みしていくぞ。

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