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自動車業界の需要蒸発

コロナ渦による需要蒸発について色々な記事を読んでいて関心があります。自分が関係する飲食業については夏には8割程度に戻るだろうという肌感覚ですが、残りの2割つまり深夜帯の需要を代替するためにテイクアウトや移動販売、通信販売を強化する施策を急いでいます。心配するのは観光に関連する業界と、それに一部関係している自動車業界です。自動車販売についてはコロナが無くても需要減による販社再編と販売形態をサブスクやネット販売へ移行する動きを今年からトヨタなどは行っておりました。実際に自分を例に取ると2012年式のフィールダーを今まであればそろそろ買い替えの時期なのですが、ディーラーに見に行くと衝突安全装置や車体の3ナンバー化によって価格が2割は上げっており、購入を見送っています。これに今回のコロナ渦の影響が上積みされ、さらに買い替えタイミングの長期化が予想されます。これに対してトヨタは2019年よりmyRouteというMaaSアプリをすでにローンチしていました。私もさっそく試してみようと思っていますが、はからずも自家用車の需要減に対して対策を打っていたトヨタは、このMaaSを使って自動車販売とは別のモビリティサービスに活路を見出すのでしょう。コロナ渦は多くのスタートアップを生んだシェアリングサービスには逆風となっています。アフターコロナの世界はシェアリングサービスに製品を提供してきたメーカーこそがXaasに進出して生き残りを掛けることになっていくのでしょう。

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