ホワイトカラーのX割はいらないのか

3月16日のnewspick「HORIE ONE」にて「ホワイトカラーの9割はいらない」との発言があって、結局は今回のコロナ事件におけるリモートジョブの導入によりホワイトカラーの中に居なくても良い人が炙り出される結果となるため、リストラが進むというコメントだった。これは話題づくりのたわ言と一蹴することも出来るが、比率はともかくとして雇用の流れを変える出来事だったと後になって語られるように思えてならない。衝撃的だったのは学校がいらないという堀江氏に昔からの提言が笑いごとではなくなってきているという事実である。スタディサプリのようなオンライン授業が今世界中で注目されてきている。今回のコロナ騒ぎをきっかけにオンライン授業の導入が進めば学校の存在意義が問われるのは当然のことだ。はじめに戻って、ホワイトカラーの社員のかなりの人が連絡や手配といった業務をしているというのは事実であり、それらの人たちがいなくても業務が可能であることを私は身の回りで実際に目撃もしている。この連絡や手配に割かれる業務は現在においてはSlackなどのチャットツールやTV会議システムを個々人が使うことにより必要なくなってしまう。しかし、例え情報システム部門が働き方改革の名の元にそれらツールを導入しようとしても、現場は現状を守ろうとするので使われない。だが、コロナという生命の危機を目の前にして、そうしたサボタージュが難しくなることにより障害を一歩乗り越えてしまうであろうことが容易に想像できるため、堀江氏の過激な言を笑いこととはとても言えないのだ。

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