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AmazonDrive終了

私の知らないところで行われているGAFAMの戦いの一幕。
本日何気なくAmazonDriveのWeb画面を見ていると「AmazonDriveは2023年12月31日で終了」という衝撃のメッセージを見つけた。

Cloudストレージの戦い

初めはDropBoxというクラウドストレージのベンチャーのサービスのから使い始めた。それまでパソコンにHDDをつないで保存していたデータをオンラインでインターネット上に保存できるというに驚いた。
DropBoxは1GBまで無料というビジネスモデルで一世を風靡したが、Googleが5GBまで無料のサービスを開始してその地位を奪われた。一方Appleは自社のスマホ向けのサービスとしてiCloudを提供したが、続いてマイクロソフト、アマゾンがクラウドストレージに参入してきて群雄割拠の時代に突入する。ストレージを提供するベンダーはもちろん有料にしないと利益が出ないのだが、各社が5GB程度の無料サービスを始めると、ほとんどの人は有料サービスを使うまでもなかったのではないか。

グーグルがサービス変更

まず、GoogleDriveがGmailと統合されるというサービス変更が行われた。GmailはAndroidスマホを使うと必須のサービスであって、基本的にメールは削除せずに利用していた。しかし、このサービス変更でファイルの保存先としてGoogleDriveを使っていた者は5GBでは容量不足に陥って課金の危機にさらされた。色々な方法があったが、その1つとして私はデータはマイクロソフトのOneDriveへ移動し写真はAmazonPhotoへ移すことにしてGoogleDriveはGmail専用のストレージとして運用することにした。
OneDiveについては元々オフィス365というサブスクを購入していると1TBという莫大なストレージが使えるというサービスだったため追加の料金はかからない。AmazonPhotoはAmazonPrimeに課金していれば、こちらも追加料金がいらなので当然の選択、なんとかGoogleの課金を逃れた。

オフィススイートとストレージの組み合わせ

マイクロソフトはマイクロソフトオフィスという製品のサブスクにクラウドストレージを付属させるというズルい方法で年間1万円の収益を確保する。対するGoogleはGoogleAppsというマイクロソフトオフィスの互換的な製品とGoogleDriveを組み合わせて対抗する。アップルを含めたスマートフォンOSを持つ3社に対して、アマゾンは立ち行かなくなったのだろう。

アマゾンがクラウドストレージから撤退

クラウド事業では圧倒的トップを走るアマゾンも独自のスマホを持たないということは弱点だ。クラウドストレージに有料課金させる材料に乏しいアマゾンは写真以外のストレージ事業から撤退し、強味であるPrime会員のサービスとしてもAmazonPhotoを残すことにしたのだろう。2023年1月でAmazonDriveへのアップロードは終了し、2023年12月末で閲覧もダウンロードも終了するということだ。

GAFAMの戦いは予断を許さない

規模の戦いであるクラウド事業は本当に予断を許さない。ユーザーとしても無料サービスをいつまでも使えると考えるのは浅慮というもので、いずれは課金に舵をきってくると思っていた方がいいだろう。マイクロソフト365にがっつり課金している私の場合は、もうマイクロソフトにベンダーロックされているようなものだ。あと数年は良いとして、いずればマイクロソフトから逃れる術を考えないといけないだろう。




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