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今年はいよいよ閉店が来る

コロナ渦も3年目に突入して1年目の混乱ぶりからすると「慣れ」が感じられるようになってきた。繰り返す蔓防によって自粛を余儀なくされる夜間営業を行う飲食店はそろそろ限界に達していて閉店が急激に増えるのが2022円になりそうだ。
チェーン店では居酒屋業態のような酒類提供がメインの業態は壊滅状態で顧客の「飲み」に対する動態変化により、そもそも居酒屋を利用する習慣が失われてきているので、コロナ渦前から進んでいた変化が決定的になったように思われる。例えコロナが終息したり治療薬が普及して蔓防が出なくなってももはや元には戻らないのは周知のことになってしまった。大手も業態転換や閉店の準備が整ってきているので、蔓防が出なくなってくる今年こそ閉店が加速するように思う。
個人店は自粛の協力金により、家賃が安ければもともと少ない売上の店は何とかなったような面もなった。しかし、こう長く自粛していては従業員離れや運転資金の枯渇によって再開するのが難しくなったことによる閉店が増えてくるものと想像している。
被雇用者もたいへんだ。コロナ前には飲食店舗はオーバーストア状態にあると言われていて、人手不足と時給値上げが続いていたが、コロナ後は時給は高くなったまま、飲食店が激減するので人手不足が解消されてしまうのだ。コロナ渦の間に大手で進んだのは徹底的な機械化と無人化であり、それをする資金力のない個人店はそもそも高くなった時給での雇用が困難になるという事態だ。
UberEatsなどのギグワークや物流業はもともと店舗で働く被雇用者の転職先としては無理があるので、最も多くの雇用を受け入れていた飲食業の雇用が減ることによる影響は色々な形で目に見えてくるような気がしてならない。

昭和から平成までだと、まず働くことへの入門は「店舗」だったが、今はネットビジネスやギグワークなどに様変わりしてきているんだろうなぁと妄想しているが、ホントのところはどうなんだろう。


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