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現代のアヘン

中国政府が未成年のネットゲームの厳しい制限を打ち出し、ゲームを「精神的アヘン」と呼んだという報道を見た直後、YouTubeで岡田斗司夫の「無料コンテンツという精神的アヘン」について語っている過去動画見たことで、中国政府の一見個人の自由を侵害するであろう政策が、実は昔から一部で問題視さていたことに過ぎないということを知りました。ゲーム依存症という病巣は例え引きこもりにまで進行していなくても、勤労意欲や家族生活を蝕んでいるいう点で「現代のアヘン」と言えるのかも知れません。これは結構私にとって目から鱗的なことで、「無料である」ということが実は「労せずして快楽を得られる」麻薬のようなものであり、悪といってもいいものであるという考えにはドキッとさせらた次第です。

広義にはゲームだけではなく、SNSもスマホもこのアヘンに含まれます。確かに現代はネットにない時代に苦労して手に入れいた精神的快楽を無料で容易く手に入れることができるようになっています。昔は貧乏だと何も娯楽に接することは出来ませんでしたが、今は月額数千円あればネットで無料のコンテンツが手に入ります。最近よく聞くベーシックインカムが現実のものとなれば、本当に働かなくても無料コンテンツだけで暮らしていけるかも知れません。いや、本当に背筋が凍るような話で中国政府の無茶な対応も、これを考えると無茶とも言えないのかなと考えてしまいます。

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