軽井沢(2日目)
朝9時前にホテルをチェックアウトし、まだ少し肌寒いなか、林の中の道を歩く。曇空から時々明るい光が差し込んでくる。軽井沢における朝の散歩は本当に格別だ。小一時間歩いてもまったく苦にならない。
軽井沢に来ると必ず立ち寄るのが諏訪神社。なんとも言えない落ち着いた雰囲気が好きだ。家内と二人厳かに参拝。
で、お目当てのcafe涼の音へ。旧軽銀座からそんなに離れていないところにこんなに落ち着いたcafeがあるとは知らなかった。店内に入って案内された席の近くには暖炉があり、これまた魅力的。ただ、椅子が低かったので、別のテーブル席に変えてもらった。
移動した席の窓からは、木々の緑がよく見えてとても癒された。四人がけでテーブルも広く、椅子の高さもちょうど良い。私が何度も「いいね、落ち着く、ほんといいね」を繰り返すと、家内はちょっと小鼻を膨らませて得意げな顔をしていた。
モーニングは4種類から選べる。少し迷ったが、私はCのミートセットに深煎り珈琲、家内はAのスープセットにアッサムティーを注文した。
食後の珈琲も文句なしに美味しかった。軽井沢には何度も来ているが、こんな良いお店があったなんてほんとに知らなかった。また来たい、また来よう。
cafeの向いには、軽井沢を愛した詩人で小説家の室生犀星の旧居が記念館として残っており、こちらにも足をのばした。苔が綺麗。
旧軽銀座を少しぶらついた後、家内と離れて別行動。家内はアウトレットモールへ、私は軽井沢書店へ。
軽井沢書店で「続窓ぎわのトットちゃん」を読んだ。クスリと笑えるところ、じ〜んと来るところが散りばめられており、一気に読み終えた。「ごっちゃん先生」こと後藤八重子先生の「ものがいっぱいある幸せもあれば、ものがない幸せもあるの。その両方をしっていることは幸せなこと」との言葉も印象的だった。
家内からLINEが来た。買い物が終わったようだ。書店の外に出てみるといよいよ天気は回復基調にあり、日差しが眩しかったが、時折吹く風が心地良く、ほんとに爽やか。今日これから帰るのがとても残念だ。もう暫くここに。。。
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