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冬の箱根旅行(初日①)

冬の箱根に来ている。今回も天候に恵まれ晴天。青空に山の稜線がくっきり。背中に陽射しを受けるとポカポカするが、空気は冷たく気持ちがシャキッとする。

箱根登山鉄道の宮ノ下駅を降り、NARAYA CAFEに入った。家内が見たいと言って楽しみにしていた陶芸家伊東正明氏の器をみるために。コーヒーカップの器を手にとり、「めっちゃ、いい!」と家内のテンションは直ぐに上がり、上機嫌。いくつもじっくりと観ていたが、迷いに迷った末、結局買わなかった。

私は、店内をゆっくりうろついた。もともと足湯はあったが、新しくサウナもできており、「サウナイキタイ」のアプリで検索すると、ドライサウナ94℃、水風呂14℃ととても魅力的だった。

至る所に書籍もおかれており、私の大好きな辺境ライター高野秀行さんの本も何冊か置かれていた。恐らく店主のセレクトであり、嬉しくなった。

この本も本当に面白かった

お昼をここで食べるか、少し歩いてパスタを食べるか家内と話し合った結果、何度か行ったことのあるラパッツアというイタリアンレストランに向かうことにした。手袋をせずに歩いていると流石に寒い。ここを駅伝のランナーが走ったんだなあと思いながら緩やかな坂道を歩いた。

ラパッツアで、私は海の幸パスタを家内はオニオンスープとライスを頼んだ。私は、年初からグルテンフリーを宣言して小麦を絶ってきたが、ここで潰えた。家内からは「早かったね〜」と言われたが、ここの美味しいパスタを食べるか食べないかの二択に、食べないという選択肢はない。正直10秒ほど躊躇したが、直ぐに心は決まった。もちろん、熱々のパスタを口に運ぶとその選択は間違ってなかったと思えた(思うことにした)。

家内からオニオンスープを二口もらったが、これまた熱々でめちゃめちゃ美味しい。「やっぱり、ここはほんとに美味しいよね」と子供達を連れてきた時のことを思い出しながら頷きあった。

一度ホテルでチェックインだけしたあと、家内が行ってみたいという喫茶店「ポコアポコ」に歩いて行った。二人ともコーヒーを注文し一息ついた。私は、美味しいフローラルショコラコーヒーを飲みながら「西南シルクロードは密林に消える(高野秀行著)」を読み進めた。

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