胃袋のスキマお埋めします(24年12月18日)
午後からは小雨が降ったり止んだり。風も強い。
宮古島最後の夜はランニング中に何度も店の前を通って、気になっていた「ホルモン家」に行くことにした。
雨が降っているので自転車はやめ、傘をさして歩いて行った。
途中パニパニシネマに立ち寄り、侍スリッパーが凄く面白かったことを館長に伝えると「面白かったでしょ!。また遊びに来てよ」と言って頂いた。
ホルモン家に到着。
暖簾をくぐってお店に入ると、おんぶ紐でお子さんを背中におぶった若いお母さんが愛想よくカウンター席に案内してくれた。
お母さんというか奥さんという感じか。
注文はその奥さんが聞いてくれた。オリオンのノンアルとご飯大盛りを注文すると、「ご飯と一緒にキムチはいいですか?」とニコッと笑いかけてくるので、思わず「キ、キムチも」とお願いした。
その後、カルビにハラミ、上ミノ、シマチョウを頼んだが、注文したものがすぐに出てくる。
肉もタレもめちゃ旨い。一気に焼いてご飯と一緒にかきこむ。ご飯がすすむすすむ。
〆に「わか玉スープ」を頼むと奥さんが持ってきてくれた。
「熱いから気をつけてくださいね」とそっとカウンターに置く若くて美人の奥さんに聞いてみた。
「いくつなんですか?」
一瞬の間。
(あれっ、紛らわしい聞き方だったかな。いやいや、そんな失礼なこと聞くわけないやん、と心の声)
「2歳なんですよ」と背中にしょったお子さんの顔をこちらに向けながら教えてくれた。(ほっ。。)
「似てますかね?」
「う〜ん、似てますよ!」
(まじまじと見比べるわけにもいかず)
熱々のわか玉スープも完食し、しっかり温まったところで、おあいそをしてもらった。
会計も奥さんのご担当。
支払いを終え「また来ますね」と颯爽と立ち去ろうとすると、バイトのいっくんが「お客さ〜ん、傘のお忘れ物!」と言ってカウンター下に忘れてた傘を急いで持ってきてくれた。
かっこ悪。
まっ、奥さんも笑ってくれているからいっか。
「ご馳走様でした」
店を出て、壁にかかれたキャッチフレーズを写真におさめる。
雨が降っている。風も更に強くなっている。濡れるなあ。。。
傘をさして歩き出すと、後から「お客さ〜ん」という声が聞こえてきた。
あれ、またなんかやらかしたか?と思って振り返ると美人の奥さんが小走りに近づいてくる。
「サービスのヤクルト!お渡しするのわすれっちゃって」と言いながら背中を向けてくる。
背中のお子さんがヤクルトを手に持っている。
その小さな手から一本のヤクルトを受け取った。
お子さんはお母さんの背中でニコニコ笑っている。
めっちゃ可愛い。可愛すぎる。。
奥さんに「すみません、ありがとうございました」と会釈をしてから、「ありがとね、バイバイ」とお子さんにも手を振った。伝わったかな。
小雨降る海沿いの暗い道を歩いて帰る。強い風に煽られ、傘を取られても、足どりは軽い。