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あなたはなぜ英語ができるようにならないのか
「英語ができるようにならない…」と悩む人には,共通して「2つのやっていないこと」があります。
これをきちんとやるだけで,あなたは例えば英文記事を読めるように,ビジネスメールを書けるようになります。「聞く,話す」はこれを土台にプラスアルファの訓練をすればできるようになります。
1)英文法
ここで言う「英文法」とは,英語を「読む,書く,聞く,話す」際に土台となる知識のことです。例えば次のようなものを思い浮かべた人は誤解ですので,認識を改めてください。
(センター試験より)
こうした問題が1000問,2000問と掲載された問題集に取り組んだところで,あなたが望む英語力を身に付けることはほぼ不可能です。
では,英語を「読む,書く,聞く,話す」際に土台となる知識を身に付けるためには何に取り組めば良いのでしょうか。
「総合英語」系の例文を復文する
これだけです。
「総合英語」系とは,例えば『ジーニアス総合英語』のように,タイトルに「総合英語」と入っているものです。あなたの好みに合うものを書店で探してください(私のおすすめは『ジーニアス総合英語』です)。
「復文」については,次の記事を参照してください。
「総合英語」系で復文するのがしんどい人には,拙著2冊がおすすめです。「本書の使用法」を熟読した上で取り組んでいただければ,「総合英語」系の復文と同等の成果が得られるように作ってあります。
拙著の内容については次の記事が参考になるかもしれません。
2)丸暗記
世間には「暗記不要」「英語話者の心を感じる」などの売り文句であふれています。まったくの嘘です。覚えるべきことは覚えないと話にならないのです。
これについては私の過去ツイートを参照してください。
「英語は99パーセント暗記ものだと言った人がいる。それはウソである。英語は私に言わせるならば100パーセント暗記ものなのである」の中尾清秋『基礎と演習 英作文』(昭和52年発行)が、現代の丸暗記を揶揄する学参よりも理路整然とした解説なのには唸らされる。
— 田中健一/英語講師 (@TNK_KNCH) June 17, 2016
どちらかと言うと、今の受験生でうまくいかない子は丸暗記の絶対量が足りてなくてしくじっています。知識がないので思考なんてできるわけがない段階です。丸暗記に対してネガキャンが張られ続けた結果です。
— 田中健一/英語講師 (@TNK_KNCH) February 23, 2019
「英語は99パーセント暗記ものだと言った人がいる。それはウソである。英語は私に言わせるならば100パーセント暗記ものなのである」
強烈ですね。しかしこれは真理です。1)で紹介した「復文」は,丸暗記の一環です。
英単語に関しても,語源だ語呂だ,フレーズだ…などと色々と言われますが,とにかく覚えないと話になりません。いいですか。とにかく覚えることが必要なのです。
英作文の例文集も覚えるべきです。目的に応じて取り組むべき例文集は変わってきますが,総合的に学ぶのであれば竹岡広信師の2冊がよいでしょう。
1)にしても2)にしても,日々継続していくことが求められます。いわゆる「独学」をうまく進めるためには次の本がよい伴走者になります。
ネット上で学習仲間を探すのも良いでしょう。オンラインサロン「田中健一 英語道場」に参加していただければ,仲間が見つかると同時に,私に質問や相談をし放題です(有料ですが)。
「継続は力なり」と言いますが,それよりも大切なのは始めることです。ここまでお読みいただいた方が,今この瞬間から正しい英語学習をスタートしていただくことを願っています。
皆さまからのお布施はありがたく頂戴いたします!