クリスマス小話(1)羊飼いの星

羊飼い達が野原で羊の番をしていました。
新入りの羊飼い「先輩、寒いですね。早く夜が明けませんかね。」
先輩「こら!根性なし。これくらいの寒さがなんや。冬の寒い夜は星がきれいやから、しっかり星の勉強せえ。羊飼いが野原で迷っても星を見ることができたら方角がわかるんや。」
新入り「へえ・・」
先輩「情けない声出すな。ええか、あそこの赤い星がオリオン座のペテルギウス、白い星が大犬座のシリウス、小犬座のプロキシオンと結んで冬の大三角形。まずここからスタートやな。」
新入り「ひえー先輩詳しいんですね。じゃあ、あそこにとてもきれいな星がありますね。あれは何ですか。」
先輩「おお、あれか、あれは・・あれは・・あれ?」
新入り「あの星の名前が『アレ』ですか。」
先輩「いやちょっと待て、あんな星見たことないぞ。星の新入りかいな。」
新入り「星にも新入りがおりますのか。」
先輩「・・・」
新入り「ひえー!急にすごく明るくなって・・こわいです、先輩!」
先輩「これは・・これは・・」

羊飼いよ。恐れることはない。今日ダビデの町で救い主が生まれた。
お前たちは飼い葉おけに寝ておられるみどりごを見つける。
これがお前たちのためのしるしだ。
「いと高き所に栄光、神にあれ」
「地には平和、人とともにあれ」

先輩「さあ、行くぞ。」
新入り「どこへ?」
先輩「ダビデの町、ベツレヘムへ!」

(ルカの福音書第2章8節から20節より)

虎猫

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