今こそ新型コロナに立ち向かう(20)バーチャルオリンピック

その時、世界各地で同時に一斉に号砲が鳴り、アスリートたちがスタートしました。
各国各選手の画像が合成され、リアルタイムで各国の競技場、パブリックビューイング、さらには家庭のテレビやスマホなどでも同時に上映されました。
世界中のファンが熱狂し、懸命に声援を送りました。

そのような事は夢物語でしょうか。
かつて次のようなことがありました。

1948年(昭和23年)のロンドンオリンピック。
日本は参加が認められませんでした。
しかし、日本水泳連盟はロンドン五輪の水泳競技決勝と同日に日本選手権を開催し、ロンドンと同時にスタートの号砲が鳴りました。
古橋廣之進は400m自由形で4分33秒4、1500m自由形で18分37秒0を出しました。ロンドン五輪金メダリストの記録および当時の世界記録を上回っていたものです。
(Wikipedia より要約して引用)

古橋廣之進

リアルのオリンピックを今年開催するのはもはや不可能でしょう。
しかし、技術の進歩は、時空を超えて世界を一つにできるはずです。
この2021年新型コロナが猛威を振るうとき、その時こそ、思い切ったイノベーションが生まれるかもしれません。
この2021年が大きなブレークスルーをもたらしたと、後の世の人に語り継がれることがあるかもしれません。

市川昆監督の映画「東京オリンピック」
映画の最後に、こんな字幕が流れたのを覚えています。
「人類は四年に一度夢をみる。
これを夢で終わらせてよいのか。」

今でも、夢は夢のままにとどまっています。
それでも、夢は実現するためにあります。
あの時を知っている人は、あの熱狂と希望を改めて思い起こしてみましょう。
そして、次の世代の人と語り合い、夢を伝えて行きましょう。

銅鑼猫



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