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コトバとコミュニティの実験場

「コトバとコミュニティの実験場」 僕はこのマガジンで、「コトバ」と「コミュニティ」の2つをテーマにいろいろな記事を提供していく。その2つを極めていった先に、きっと世界が救われるヒ…
このマガジンでは月に2~4本程度の記事を毎月ご提供します。月に2本以上購読されるようでしたら、マガ…
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記事一覧

死の直前の熱

 先日、X(Twitter)にて「死の直前の熱」に関するポストにリプライしたら、けっこうな反響を…

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神集めの島と文化的処方

 夏休みを利用して神津島に行ってきた。  神津島ってどこ?って思うだろうか。  実は東京…

良い生、そして良い死を得るためには?

「良い死に方ができるかどうかは、運でしかない」  と言ったら、多くの人たちは驚くだろうか…

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医者は、医者でしかない(続き)

 前回の記事では、自由診療(非標準治療)が行っていることがいかに愚かなのか、という点を冷…

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医者は、医者でしかない

 先月のマガジンで、自由診療との「絶対に負けない」戦い方、についての記事は大きな反響があ…

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安楽死報道のあり方~安楽死制度を議論するための手引き16

論点:この日本において「国民的議論」は可能なのか ▼前回記事  先日、安楽死に関するドキ…

自由診療との「絶対に負けない」戦い方

 がんの領域に限らないことだが、医療には「標準治療」と「非標準治療」と呼ばれるものがある。 「標準治療」とは、世界的な研究でその効果が認められ、ガイドラインなどでも広く推奨される治療である。  一方で、「非標準治療」と呼ばれるものはその逆で、研究などでの成果が認められていないもの。それは、抗がん剤のような薬を使用する場合もあれば、漢方薬やビタミン剤などを駆使するもの、さらには医薬品ではないものを利用したりする場合もある。そして、その実施者も医師とは限らず、薬剤師や栄養士、さら

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暮らしの保健室がある町で生きるってこと

 僕が川崎に暮らしの保健室を作った理由は、それが市民の皆さんに求められていたから、という…

分母を増やすのは無駄にならない~安楽死制度を議論するための手引き15

論点:安楽死の議論は本当に「進んでいない」のか ▼前回記事 「安楽死制度の議論は、日本で…

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高知と酒と集落の看取り

 高知では、安易に口に出すべきではない言葉がある。 「僕、お酒けっこう飲めますよ」  講…

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集落の終い方

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※試聴版です。オリジナル版(12:44)はマガジン購入すると視聴できます。

それは実質安楽死の容認なのでは~安楽死制度を議論するための手引き14

論点:京都地裁判決は実質的な安楽死の容認になり得るか ▼前回記事  2023年3月5日、難病の…

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「コミュニティナース×キャンプ」をコンサルテーション

 僕ら一般社団法人プラスケアでは、社会的処方や市民活動に関するコンサルテーション事業を行…

文化の中にあるつながり、その価値って忘れがち

 匂いの記憶って、ずっと残るってどこかで聞いたことがある。  鳥取県、その西にある米子。  特急列車で街に入っていく途中で、閉め切っているはずの車内に異臭がたちこめた。他の乗客たちは慣れているのか冷静なものだが、初めて嗅ぐ人にとってはたまらない臭いだろう。  でも、僕にとってはどこかで嗅いだことがある匂い・・・。子どものころ、釧路で出会った匂い。  窓の外を見ると、そこには製紙工場。製紙工場は、クラフトパルプを作る過程で、どうしても避けられない硫黄系の臭気が出てしまうのだそ