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恩田さんは言葉の対置をとことん鍛錬したんだな。短編タイトルの「祝祭と掃苔、獅子と芍薬、袈裟と鞦韆、竪琴と葦笛、鈴蘭と階段、伝説と予感」もそうだし、作中でも例えばマサルが初めてJAZZをライヴで聴いたときの感想を「激しさと詩情、衝動と理知、殺気と洗練」と書いている。惜しげもなく。

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