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収入の何割を貯蓄/投資に回すか問題

こんにちは! ちょろきちです。

Kindle Unlimitedの3ヶ月99円キャンペーンを7月に申し込み、今はラストスパートとばかりに色々な本を読んでいるところです。
直近で読んだお金の本のなかで、共通するある考え方を見つけたので、今回はそれについて少し考えてみました。

収入から一定割合を取っておく、という考え方

全くお金がない人が、少額からコツコツお金を貯め、やがてひとまとまりの財産にする……。特に相続するべき財産がある人を除き、たいていのお金持ちのスタートラインは皆ここからです。
そしてその出発点としての王道が、「収入から一定割合は必ず確保しておき、どんなことがあってもそれを使わない」という手法。

「本多式」は「四分の一」

『私の財産告白』で本多静六の実践した方法として紹介されているのは、定期収入からの四分の一(25%)と、臨時収入の全額を貯蓄に回すというものです。
それを始めた当初の本多家の財政は決して裕福ではなく、子どもを含む家族八人を養いながら、時にはゴマ塩ご飯だけで数日を乗り切ることもあったのだそうです。厳しい……!

ですがその甲斐あって彼は種銭を貯めることができ、やがてまだ財閥系がどこも目を付けていない関東の山林を多く買い込んだことをきっかけに一財を成すのです。

『バビロンの大富豪』は1割

古代バビロニアはいかにして「黄金都市」と呼ばれるようになったのか?というテーマのもと、ストーリー仕立てで進む自己啓発書の古典的定番書で紹介されているのは、収入の1割を手元に確保するという手法です。

たとえ返済すべき借金がある時も、全部を手放してしまわず、必ず1割は手元に残すこと。
ちなみに借金がある時は、収入の7割で暮らし、2割を月々の返済に充て(オーバーする分は何とか先延ばしにさせてもらう)、残りの1割は確保しておくようにと説いています。

本多式の25%は厳しくて長続きしそうになくても、10%なら誤差の範囲にぎりぎり収まりそうな割合です。『バビロンの大富豪』では丁寧にも、比率を無理に上げようとして生活を切り詰めすぎないようにとの注意もあります。

生きている間は生活を楽しみたまえ。張り切りすぎたり、貯める割合を増やしすぎたりしないように、全収入の十分の一を超えると生活を無理しなければならないようならば、十分の一で満足するのだよ。
収入に応じた生活をして、けちになったり、金を使うのを怖がったりしてはいけない。人生はすばらしいものだし、価値のあるもの、楽しいもので心豊かになるものなのだから。

『バビロンの大富豪』より

現状の比率を確認してみた

毎月33,333万円をつみたてNISAへ投資し、月末に使わなかった分を貯蓄用のネット銀行へ移動。
これが私の月間ルーティンです。

「収入のうち何割」という考え方は今までしていませんでしたが、実際のところ何割を貯蓄/投資に回せてるんだろう? と気になったので、去年1年間と、今年の1~9月の実績をそれぞれ確認してみました。
(収入は税引き前、臨時収入やポイントも含みます)

<2021年>
収入394万円に対し、貯蓄110万円……収入の28%を貯蓄/投資へ
<2022年(1~9月)>
収入249万円に対し、貯蓄107万円……収入の43%を貯蓄/投資へ

2021年は引越しをしたので、ボーナスの何割かをその費用へ充てました。
今年の夏のボーナスは特に用途がなくて貯蓄と投資に全額回したので、比率は少し高めです。
ちなみに、ボーナス支給月を除いたときの今年の比率は33.8%でした。

おおよその基準比率を決めてみる

現状とくに生活を切り詰めすぎているとか、何かを無理して我慢しているという意識はまったくありません。
でも『バビロンの大富豪』にもあるように、人生を楽しむためのある程度の支出は確かに必要です。

そこで、まだ残り2ヶ月あるのに少し気が早いですが、2023年は「収入の35%を貯蓄/投資に回す」というゆるいガイドラインを作ってみました。

月々の確保額は65,333円。内訳は以下の通りです。

  • つみたてNISAの33,333円

  • 今月から始まる確定拠出年金のマッチング拠出2,000円

  • 生活費の余剰30,000円(目安)

それから、ボーナスから40万円 × 年2回。
そうすると、だいたい収入の35%を確保できるという計算になりました。

不測の出費もあるでしょうし、逆に使いみちがなくてやっぱり多めに貯まってしまうということもあるかと思いますが、ひとまずこれを一つの指標としてみることにしました。
無理して使いみちを探して浪費してしまっては本末転倒なので、適切にお金を使える自分の楽しみとは何か? ということも含め、考えていきたいと思っています。

今回もお読みいただき、ありがとうございました!

サポートありがとうございます。本など学びのために使わせていただき、良い記事を書くことで皆さまへ還元していきたいと思います!