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遺書、のようなもの。

noteに文章を書き出してもうすぐ一か月になる。
私の文章を読んでいただいている方々、ハートマークを押してくださる方々、本当にありがとうございます。元々、どなたかに向けて書いているものでもなく、自分自身の記録として書いていましたが、やはり何らかの形で「読まれましたよ」という通知が来ると、とても嬉しいものです。
といって、もっと面白いものを!役立つ文章を!と内容の改善を目指したとしても、実現できそうにないので、今はひたすら、自分の思うこと、考えたことを書いていく所存です。

さて、このアプリを初めて利用したきっかけは、私の敬愛する先生の文章を読むように紹介されたことである。先生は、このnoteの中で仕事のこと、趣味のこと、今年一年の抱負など、雑多な文章を書かれていた。いや、今も、年に2回くらい書かれている。
おそらく先生のアカウントに対してフォローされているのは、先生ご本人を知っている方が多いようで、個人がわかるように利用されている。

一方、私は自分の経験や考えていることを、わりとありのままに書き連ねているので、様々な個人情報を公表できるわけではない。むしろ、絶対に秘密だ。

なぜ書こうと思ったのか。一番大きな理由は、人生の中で今が一番正念場である、と考えているからだ。今までは、受験、就職、結婚、妊娠、出産、復職と、時期は早かったり遅かったりしたが、わりとオーソドックスにやってきた。
それなのに、だ。2021年の春、自分の中ではターニングポイントとなる仕事を終え、次の新たな任務に取り組もうとしていた時、異動してきたのが「先生」だ。彼は、私にとっての新たな任務に対し、経験が豊富だと上司から聞いていた。いつでも連携が取れるように、と席も隣になった。そうすると、先生とのコミュニケーションは必然的に増えた。様々な研修の機会や趣味の共有、とにかく仲良くなった。
そしてその仲を夫が知ることになり、一年弱を経て別居、私自身は離婚も視野に入れた日々を過ごしている。

まさか、こんなことになるとは。
離婚も別居も、めずらしいものではない、少なくともメディアから流れてくる情報では。しかし、私の身の回りでは、そんなにありきたりのことではない。

離婚、という言葉については、私が中学2年生の頃、今の職業に就きたいと願ったときのことを思い出す。なぜだか小さい時から、自分の家は貧しい、と思い込んでいた節があった。もちろんそれは比較の問題なので、そうである、とも言えるし、そうでない、とも言える。ただ貧しい、と思っていた分、ゆくゆくは自分でお金を稼いで自立しなくては、という意志を強く持っていた。
大学で資格をとって、22歳で今の仕事に就職し、25歳で結婚、そこから1年後に第一子を出産、3年後に第二子、さらにその3年後に第三子を産む。育休後は復職し、定年まで仕事をがんばる……という計画を、中学2年生当時の友達と話していた。
そして、その職業を、つまり、今の私の仕事をなぜ選んだか。
独身でも、結婚しても、出産しても、そして離婚しても、家族を養っていける給与と休暇制度があることを知っていたからである(今なら介護や病気にも対応できることを付け加えるだろう)。

たしかに離婚しても、つまりシングルマザーになっても、と中学生なりに考えてはいたが、そういう人生になるとは思ってもみなかった、少なくとも3年前までは。

人生何が起きるかわからない。
正直なところ、今、私はとても幸せだ。愛する子どもたちと、(住宅ローンは払い続けているが)雨風をしのぐには十分な家を持ち、仕事もまずまず順調で、職場の人間関係も良好だ。近くには子育てを支援してくれている実家があり、子どもたちには、それぞれ親友と呼べる友達がいて、それぞれのご家族とも学校や習い事を通して仲良くさせてもらっている。
別居や離婚にネガティブなイメージを持っていたが、少なくとも今の私にとっては、いいことの方が多い(あくまでも以前の私と比べて)。
どこかで歯車が狂えば、こんな暢気に構えていられないのかもしれないが、悲観的になっても仕方がない。
この貴重な経験を、忘れたくない。あるいはこの先、心がしんどくなった時に、自分の決意や思考がどうだったかを思い出すために、noteに書いている。
……そして、もう一つ。誰かと不仲であることで、ある一定の命の危険を感じるときもある。
もし、自分の身に何かあったときに、何か書き遺しておきたい、つまり、遺書のようなもの、とも思っている。
子どもたちに読んでほしい、とも思うし、読んでほしくない内容もある。いや、子どもたちにとっては、読むことによる負担も大きいだろうか。もう少し考えよう。

今は書くことが精一杯で、ハートマーク、フォローしていただいた方々の文章まで読みにいくことができていません。しかし、いずれはお礼の意味もこめて、読みに行かせていただきたいと考えております。

今回は特に全然役に立たない、しかも、読みにくい内容でした。本当に読んでいただいたみなさま、ありがとうございました。

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