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連想

万葉集は全部で20巻あるが、16巻目が面白いという話を聞いた。
ナンセンスやゲテモノなど問題作満載で充実した内容なのだと。
…さもありなん。

面白いから歌集に入れておきたいけど、これは第一巻目には無理だな。
前半の巻ってのもなあ。
もちろん締めの巻に入れるのも違うし。
16巻目くらいだったらいいかもな。
というのが、想像できる選者のモノローグ。

アルバムが10曲入りだとしたら、7曲目に隠れた名曲があるのが良いアルバム。
逆に7曲目が駄作ならアルバム全体としてもクオリティは低い。
というのは経験則。

歌詞なら、2Bに考えさせられる内容があるのは力量のある作詞家の証。
1Aと1Bは、説明するべきことが多い。
1Cは、ちゃんとサビらしい働きをしなければならないし、
2Aは、そこまでを踏まえた展開を担う必要がある。
ようやく自由を得られるのが2B。

自由にやっていいよと言われた時、人はどうするか。
それが難しい。
学生時代、暇だし好きなことをやろうと思い新宿をうろつき、
結局、アーモンドチョコとコーヒーを買ってジュラシックパークを観た。
我ながら、器の小さな選択だなあと呆れる。

消去法で選んだジュラシックパークは、存外楽しかった。


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